
みなさん、こんにちは!
『カルブロ!』へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- 『孤狼の血LEVEL2』を見たいけどまだ『1』を見ていない
- 『狐狼の血』がどんな映画か知りたい
2021年8月20日に『狐狼の血 LEVEL2』が公開されますね!
「1がめちゃくちゃ面白かったから見る!」という方もいれば、
「1を見てないけど、2が面白そうだから見たい!」という方もいるはず。
そこで今回は、
- 『LEVEL2』を見る前に知っておきたいこと
- 『狐狼の血』の見どころ(ネタバレなし)
の2つをしっかりとご紹介いたします!
最後までぜひ読んでいってください!
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『孤狼の血』あらすじ
昭和63年、広島県呉原市。
呉原東署に異動してきた日岡秀一は、ベテラン刑事・大上章吾と組んで、上早稲失踪事件の捜査に取りかかる。
大上の違法捜査を目の当たりにした日岡は戸惑うばかりであったが、大上の捜査により上早稲失踪事件は、広島市を拠点とする暴力団“五十子会”がかかわっているとわかる。
一方、呉原をしきる暴力団“尾谷組”が縄張りを荒らす“五十子会”に対し、抗争をしかけるのも時間の問題だった。
『狐狼の血 LEVEL2』を見る前に知っておきたい4つのこと!
『孤狼の血』は〈ミステリ〉ヤクザ映画

前作『狐狼の血』は2018年5月12日に公開された“ヤクザ映画”。
ただヤクザ映画といっても、『アウトレイジ』のようなヤクザvsヤクザの抗争を描いた任侠映画というよりは、
ヤクザがらみの事件の真相を追う刑事映画
と言った方が正しいです。
『狐狼の血』は同名の小説が原作になっています。
作者の柚月裕子さんは、
- このミステリーがすごい!大賞
- 日本推理作家協会賞
も受賞されていて、ミステリ作家としても実績のある方。
なので『狐狼の血』はヤクザ映画としてだけではなく、
推理サスペンスとしても質が高い
という点も大きな魅力の1つです。
舞台は架空の街・呉原市(くれはらし)

『狐狼の血』の舞台は、
架空の街 呉原市(くれはらし)
実在する広島県呉市がモチーフになっていると言われています。
呉といえば、『仁義なき戦い』をはじめとする数多くの任侠・ヤクザ映画の舞台やロケ地となっており、ファンにとっては聖地です。
なぜ呉市がヤクザ映画のモチーフや舞台になることが多いのかというと、
戦後昭和に暴力団どうしの長きにわたる争い“広島抗争”
が起こったからです。
そういった背景がある土地が舞台だと知って鑑賞することで、呉原市にただよう張りつめた空気感をより味わうことができます。
凶暴刑事・大上と真面目刑事・日岡

『狐狼の血』を語る上で、この2人は欠かせません。
役所広司演じる、
ほぼヤクザ刑事・大上章吾
松坂桃李演じる、
新米キャリア刑事・日岡秀一
大上は通称“マル暴”=暴力団事件を担当する刑事ですが、かなりグレーゾーンな警官です。
ヤクザと交流はあるわ、ヤクザから賄賂はもらうわ、取調室で“いたらんこと”するわ、暴力は振るうわ・・・
ほぼヤクザです笑
相手がヤクザだろうが、チンピラだろうが、日岡だろうが(笑)手をあげます。
しかし、大上の捜査能力はピカイチ。
乱暴な捜査ではありますが、ヤクザも恐れる彼の経験や信念、乱暴ともいえる行動力のおかげで、事件は真相へと急スピードで近づいていきます。
ですが優秀であるが故に、ヤクザからも警察からも危険視され、いつ消されてもおかしくない危ない立場にいます。
一方の日岡は、大上とは真反対で広島大学出身の新人キャリア刑事です。
大上が行うグレーな捜査を問題と思っており、彼の違法な行動や発言を広島県警本部に密告することもあります。
そんな真面目刑事・日岡が大上とかかわることで、どう変わっていくのかも『狐狼の血』の見どころの1つです。
また、なぜ日岡のようなキャリア刑事が呉原東署に異動になり、大上と組まされたのか。
それも本作の大きなポイントとなっております。
登場するヤクザを覚えておけばムズかしくない!

『狐狼の血』を見てムズかしい、と感じる方は多いと思います。
なぜそう感じるのかというと、
登場するヤクザの組織が多い
からです。
誰がどの組織の人間なのかを理解しておかないと、初めの方で置いてかれてしまいます。
ただしその部分をわかっていれば、『狐狼の血』を“ただの乱暴なヤクザ映画”としてではなく、〈ミステリ〉ヤクザ映画として120%楽しむことができるので、予習としてわかりやすく説明します。
陸上部とサッカー部がグラウンドを分け合って練習をしています。
しかし、どちらもグラウンド全部を使いたいです。
この陸上部が広島仁正会(ひろしまじんせいかい)という暴力団。
部員は600人(笑)もいて、短距離選手もいれば、長距離選手、棒高跳び選手もいます。
同じように仁正会の中にも五十子会(いらこかい)、加古村組(かこむらぐみ)などがあります。
サッカー部は尾谷組で、部員は50人・・・。
ある日、サッカー部の部長が問題を起こし退部になりました。
そこをチャンスだと思った陸上部は、サッカー部に嫌がらせを始めます。
なぜなら、嫌がらせに怒ったサッカー部が陸上部に暴力をふるえば、サッカー部は部活ができなくなり、陸上部がグラウンド全部を使えるようになるからです。
このように対立する組織があり、その組織の中にさらにいくつもの組織があるので、物語が複雑にみえてしまいます。
ちなみにこの例え話でいうと、警察は学校の先生です。
グラウンドを使いたいがあまり、度が過ぎた嫌がらせをして、近くで練習をする吹奏楽部(一般人)に迷惑がかからないように見はっています。
けっこう良いたとえじゃないですか?笑
では次からはネタバレなしで『狐狼の血』の見どころを紹介していきます。
公開まで時間があるし、『孤狼の血』も見てみようかな」という気分になっている方は、ぜひ引き続き読んでいってください!
『狐狼の血』の4つの見どころ!
本当に汚くて、痛そうで、ゲスな映画

『孤狼の血』の一番目を引くポイントは、過激な描写が持ち味の白石和彌(しらいし・かずや)監督による、
容赦ないバイオレンス描写
です。
そのえげつないバイオレンス描写は映画の冒頭からいかんなく発揮されています。
裸電球で照らされた豚小屋で、ギトギトのヤクザたちが血まみれの上早稲に豚のフンを食べさせたり、大きなハサミでその指を切り落としたり。
10人中7人は間違いなく見るのをやめたと思うくらい“痛汚い”シーンなんですが、上早稲を演じた“駿河太郎”さんの痛がり演技がマジなんですよね。
いたーーーー、とかじゃなくて、
やめてーーーーーーーー、なんです。
大の大人がやめてーーーー、なんて・・・精神的にクるものがあります。
他にも役所広司演じる大上が、口紅が乱れた女性とベルトをかちゃかちゃしながら取調室から出てきたり、
松坂桃李”演じる日岡が、映画が始まって10分くらいで、クライマックスか!ってくらいヤクザにボコボコにされたり、
あぁ、この映画はそういう映画なんだね・・・
とある種の覚悟を早い段階から決めさせられます。
しかし、そんな汚くて、痛くて、ゲスなバイオレンス描写のおかげで、『孤狼の血』はケタ外れの緊張感を観客に与え、気づけば手汗びっしょりです。
信念の継承!『孤狼の血』というタイトルが持つ意味

この『孤狼の血』というタイトルには多くの意味が含まれています。
まず“孤狼”とは読んで字のごとく“孤独な狼”のことですよね。
つまり、狼=大上で、彼の一匹狼なスタイルを表しています。
また、狼には
“人間に絶滅させられた種族”
といった背景もあり、大上の乱暴なスタイルが時代とともに淘汰されていくものであることも暗に表現されています。
そして、血。
血には暴力的なイメージが与えられることが多いですが、もう1つ、
受け継がれるもの
としての意味もあります。
つまり、『孤狼の血』というタイトルは、
大上の凶暴なスタイルが日岡に受け継がれていく物語
であることも意味しているんですね。
それをよく表している劇中のアイテムが、
狼がデザインされたジッポライター
です。
物語序盤で、大上がたばこ屋さんのおばちゃんから情報を聞き出すために買い、気に入って使っているアイテムですが、
“ある出来事”が起きてから、そのジッポライターは日岡の手に渡り、まさに
一匹狼の血が大上から日岡に受け継がれたこと
を直接的に表しています。
『孤狼の血』は男から男へ信念が受け継がれる人間ドラマとしても見ごたえがあります。
尾谷組という時限爆弾

大上とつながりのある尾谷組は、昔から呉原市を取りしきっています。
しかし、尾谷組組長が服役して弱っているところを五十子会や加古村組に狙われ、縄張りを荒らされてしまいます。
そしてある時、尾谷組の若手が加古村組の組員に殺害されたことで、尾谷組の若頭“一ノ瀬”は抗争を仕掛けることを決意。
大上は「必ず加古村組の上早稲殺害を突き止める」ことで、加古村組を追いつめることを約束しますが、一ノ瀬から与えられて時間は
3日間だけ
でした。
刑事ものでは時間との戦いを描くことが多いです。
時間が経つにつれて証拠はなくなっていき、犯人の次の凶行を防ぐためにも刑事たちは1秒でも早く真相を明らかにしなければなりません。
そこを『孤狼の血』では、
真相にたどり着けなければ、ヤクザが抗争を起こしてしまう
という形で他の刑事映画にはないタイムリミット感を物語に盛りこむことで、映画を引きしめる緊張感を与えてくれます。
大上の信念ともう1つの事件・金村殺害の真相

『孤狼の血』では“上早稲害事件”と同時進行で、
日岡と広島県警が大上の違法捜査を突き止めていく
というストーリーも展開していきます。
その中で浮上してくるのが、
14年前の五十子会組員・金村殺害の犯人が大上である
という疑惑です。
映画中盤からは過去の“金村殺害事件”が広島県警本部や記者によって探られ、大上という刑事がグレーではなく黒ではないのかという不信感が高まっていきます。
そして物語終盤で“金村殺害事件”の真相が語られたときに大上の本当の人間性が明かされ、
大上がヤクザを“徹底的に潰さない”理由と重なったとき、日岡が受け継ぐべき大上の信念に観客の魂は強く震え上がります。
『孤狼の血 LEVEL2』予習まとめ

今回は『孤狼の血 LEVEL2』に向けての予習でした!
任侠映画にかかわらず、非常にキャッチーな作りの『孤狼の血』。
松坂桃李出演ということもあって、普段ヤクザ映画を見ない方でも本作を見た・見たいという方は多いでしょう。
さらに『孤狼の血LEVEL2』には鈴木亮平、西野七瀬、斎藤工、村上虹郎といった注目度の高い俳優陣が顔をそろえることもあって、『1』をはるかに超える注目度が伺えます。
ですが、予告編ではあまり描かれていない残虐描写が『LEVEL2』でも描かれるはずなので、覚悟を決めて、もしくは『1』を見て耐性をつけてから見にいくことをオススメします。
『LEVEL2』は『1』と違って、原作小説を下地にはしているものの、映画オリジナルストーリーと言われています。
一体どのような物語が描かれるのか。
また白石監督はどんな表現で我々の肝を冷やしてくれるのか(笑)
8月20日が待ちきれません!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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ではまた!
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