
みなさん、こんにちは!
カルブロ!へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- ジョージ・ルーカスの構想が気になる
- なぜフォースの覚醒が面白くないのか知りたい
- 『フォースの覚醒』への怒りを共有したい
ジョージ・ルーカスによって生み出された傑作SF『スターウォーズ』ですが、2012年10月31日にある事件が起こります。それは・・・
ディズニーによるルーカスフィルムの買収です。
これにより『スターウォーズ』はルーカスの手を離れてしまいました。
それと同時にディズニーはスターウォーズ続3部作(エピソード7・8・9)の制作を発表。
『スターウォーズ/フォースの覚醒』の制作にあたり、ルーカスもあらかじめディズニーに〈続3部作〉の構想を提出していました。
しかし、その構想受け入れられず、ルーカスは『スターウォーズ』の現場から去り、『フォースの覚醒』は『スターウォーズ』初ルーカスが関わらない作品として公開されることになります。
この記事では、まずルーカスの構想をご紹介し、続けて『フォースの覚醒』が面白くない12の理由を挙げていこうと思います。
最後まで読んでいってください!
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ジョージ・ルーカスのシークエル構想
『スターウォーズ』の権利がディズニーに渡るずっと前から
ルーカスの中には〈続3部作〉の構想がある
と言われていました。
もし『スターウォーズ』がルーカスの手を離れていなければ、〈続3部作〉いわゆる〈シークエル〉はどのような作品になっていたのでしょうか。
まずは2018年にジェームズ・キャメロン監督とのインタビューで語られたシークエルの構想を要約します。
- 続編では微生物の物語が描かれる予定だった。
- そこにはフォースを糧にする〈ウィルズ〉が存在する。
- 人は〈ウィルズ〉の乗り物にすぎない。
- エピソード1『ファントム・メナス』に登場した〈ミディ=クロリアン〉が〈ウィルズ〉と人をつなぐ
- 〈ウィルズ〉=フォース
ルーカスはこの〈続3部作〉でフォースそのものを描こうとしていたと考えられます。
エピソード1『ファントム・メナス』で登場した〈ミディ=クロリアン〉という“フォースを感知する微生物”の存在はフォースを神秘的な存在として考えていた人々から大きな批判を受けました。
なのでこの構想が実現していたとしても、多くのファンからは受け入れられなかった可能性は高いです。
ですが、このインタビューでルーカスは「始まりから終わりまでのストーリーが語られることになっていただろう」と話しています。
この構想が実現していれば、受け入れられるかどうかは別として、〈ジョージ・ルーカスのスターウォーズ〉は正しく完結したことでしょう。
次は2020年に発売された書籍『The Star Wars Archives 1995-2005』で語られたルーカスの構想です。
- 1・2・3は父の、4・5・6は息子の、7・8・9は娘と孫たちの物語。
- レイアが権力の空白を利用するギャングから実権を取り戻し、新共和国を再建していく。
- ストームトルーパーの残党は銀河の果てで国を作り、今度は彼らが新共和国への反乱を始める。
- 犯罪王となっていくダース・モールとその弟子ダース・タロンが敵役。
2018年の構想に比べると、物語が想像しやすい構想です。
パルパティーンやダースベイダーが死に、シスがいなくなった世界で敵役にダース・モールを持ってくるというのは、強引に新敵キャラを持ち出すよりも違和感がありません。
また共和国と帝国の関係性が逆転し、第3勢力としてギャングたちが関わってくるという構想も〈旧3部作〉から続く新しい物語として納得できる展開です。
では、ここからが本題!
これらのルーカスの構想を跳ねのけて制作された〈続3部作〉第1作『フォースの覚醒』がどうして面白くないのかを『12の理由』から紐といていきます。
フォースの覚醒がつまらない『12の理由』
ジョージ・ルーカス不参加という事実
遠い昔 はるかかなたの
銀河系で・・・
STAR
WARS
というワクワクしかしないはずのお決まりの流れで、ミヤヒロは冒頭からあることに気付いてしまい冷めてしまいました。
その“あること”というのは
今から見る『スターウォーズ』が偽物である
ということです。
もちろん見る前から『フォースの覚醒』にルーカスが関わっていないことは知っていました。
しかし、ルーカスが関わっていないのに、ルーカスが作ったスターウォーズと同じであることの違和感がミヤヒロに、
「これはルーカスの真似をした偽物なんだ」と気付かせてしまったんです。
そう考えてしまうとSTAR WARSというロゴも、劇中に流れる過去作の名曲も
「これを見たかったんだろ!?」
という製作者のドヤ顔が目に浮かんでしまい、うすら寒く感じてしまいます。
また劇中、しつこく登場するニーマとかラスターとかの“スターウォーズ用語”にも
「ぽいでしょ?スターウォーズっぽい響きでしょ!?」
と押し付けられているようでイラついてしまう始末・・・。
どれだけ『スターウォーズ』らしいものを作り上げていたとしても、ルーカスが関わっていないという事実がある時点で〈らしい〉ものでしかないのだと、冒頭のおなじみの流れで察してしまいました。
開幕シーンが全く心をつかまない
物語の開幕シーンで観客の心を掴めるかどうかが大事であることは言わずもがな。
『新たなる希望』では帝国軍の艦隊デストロイヤーやダースベイダーの圧倒感、ストームトルーパーとの激しい銃撃戦に目を奪われ、
『ファントム・メナス』では〈旧3部作〉で見ることができなかった全盛期ジェダイの師弟が、通商連合の宇宙船でドロイドの襲撃に立ち向かう姿に惹きつけられました。
では『フォースの覚醒』はどうでしょうか。
まず
物語が宇宙ではなく、地上から始まります。
今まで3部作の第1作目は必ず宇宙から物語が始まり、冒頭からSF映画ならではのスケール感に引き込まれていたのに対し、『フォースの覚醒』は地上戦から開幕します。
これではワクワクできるはずがありません。
また、ポーが謎の老人と“ルーク・スカイウォーカーの地図”を受け渡しする場面も、少しおしゃれなエスニック風インテリアで、人間と人間が話しているのを見て、どうワクワクすればいいんですか?
しかも、映画内ではこの老人の名前も設定も説明されず、グーグルで『フォースの覚醒』と検索すると、候補に『フォースの覚醒 最初の老人』とまで表示される有様。
ネットで調べればいくらでも説明がありますが、今までのスターウォーズで、重要そうな人物の説明が映画内でされない、ということはありませんでした。
どうせ説明しないのなら、もっとSFに振り切ったデザインの風景とキャラクターで心を掴んで欲しかったです。
ストーリーの半分以上が『新たな希望』のパクリ
これはよく言われていますね。
『新たなる希望』のオマージュが多く、既視感のある展開ばかりで構成され、新しい物語が描かれていないと。
『フォースの覚醒』という副題は、“4th”つまり『エピソード4/新たなる希望』を意識した作品であるという宣言でもあるのでしょうが・・・
今回書きたいのはそのオマージュの多さ!
- また砂漠から始まる
- 銃撃戦の中、重要なデータ(デススターの設計図やルークの地図)をドロイドに託す
- そのドロイドが廃品回収業者に捕まり、主人公が救出
- ファルコン号で敵から逃れるもトラクタービームに捕まる
- 敵の巨大要塞を破壊する作戦に参加する
他にもモスアイズリーの酒場を想像させる惑星タコダナの酒場が登場したり、
敵の巨大要塞〈スターキラー〉が〈デス・スター〉を大きくして、ビームが枝分かれするようになっただけの『ぼくがかんがえたすたーうぉーず』仕様だったり。
本当に全体の7割近くが見覚えのある展開ばかりで、ここまでくると
オマージュではなくパクリ
過去の作品を少しアレンジした展開を詰めんで仕上げることをオマージュとは言いません。
『新たなる希望』のリブート作を見せられているのかと思うくらい同じ流れすぎて、“新しい物語”を期待していた我々は、創造性を放棄した本作にひどく裏切られた気分になりました。
旧キャラクターが次世代に継承する気がない
『フォースの覚醒』が“新しい物語”になれなかった1番の大きな原因は間違いなくルーク、ソロ、レイアら“旧キャラクター”たちにあります。
まずオープニングクロール(1番初めに流れる物語の説明)の1文目が
ルーク・スカイウォーカーが消えた
から始まります。
“新しい物語”が旧キャラクターの出来事から始まるんです。
まず消えるなよ、と。
〈続3部作〉の主人公はルークではないので、問題を起こすなよ、と思ってしまいました。
そして物語が進んでいくにつれて、ルークは“神話の人”とちやほやされ始めます。
たかが30年前の出来事を“神話”と表現することには違和感しかありません。
さらにハン・ソロも知ってて当たり前くらいの勢いで、有名な“将軍・密輸業者”として描かれ始め、どんどん新キャラではなく、旧キャラに焦点が当たり始めます。
その割に旧キャラの描写もイマイチで
- ルーク:自己中に逃げ出す。いい歳してプライドはないのか。
- ソロ:ちょっと機械に詳しい初対面の若い娘を副操縦士にしようとする。いい歳してプライドはないのか。
- C-3P0:本当に顔出しだけ。圧倒的モブ。
- R2-D2:置物。スリープモードてスマホかよ・・・
レイア姫に関しては歳を重ねたことで落ち着きと強さを持つ将軍として、また『新たなる希望』のオビワンを連想させるジェダイとして、そして母として有意義なキャラクターではありましたが・・・
それ以外の旧キャラに関しては『スターウォーズ』を次世代に継承させる気のない出しゃばり具合で、その上〈旧3部作〉の勇姿がかすむほどの内面の劣化を見せられた気がします。
ソロもルークも見た目は渋くて、画力があって良かったんですが、根本的にキャラクターの解釈が間違っています。
それにC3POとR2-D2も過去作では物語を展開させてくれる重要なキーパーソンだったはずですが、持て余してしまったのか、
とりあえず、出しただけ状態
になってしまっていたのは許せません。
SF感のない風景と孤児感のないレイ
まず風景が地球にしか見えないです。
- ジャクー:街はなく、砂漠にテントを並べただけ
- タコダナ:森と湖が綺麗なヨーロッパの山中
- ディカー(レジスタンス基地):コンクリート整備された河川敷
これで『スターウォーズ』です!と言われても
いや、地球やん・・・
としか思えません。
また登場する動物も現実にいそうな鳥だったり、カバやイノシシを混ぜて大きくしただけだったりとSF感のない造形です。
せっかくCG技術が格段に発達した現代に『スターウォーズ』を作るのであれば〈新3部作〉のコルサントや〈旧3部作〉のクラウドシティのような都市を描いてくれれば絶対興奮できたはずです。
あわせて、風景だけでなくレイのスカベンジャー感も嘘くさく感じます。
どれだけ廃品を集めたり、手で汚くご飯を頬張っても、レイ役のデイジー・リドリーが整いすぎていて、スカベンジャーの真似事にしか見えませんでした。
惑星・動物・人物のどれをとっても世界観の作り込みが甘いです。
ファーストオーダーvsレジスタンスの既視感
せっかく〈旧3部作〉で倒したはずの帝国軍が〈旧3部作〉と同じように共和国を脅かす存在として登場し、
全てが振り出しに戻った
とガッカリしたした人は多いのではないでしょうか。
帝国軍ではなく、帝国軍残党のファーストオーダーなので別物です、と言われてもやっていることとデザインが一緒なら一緒です。
設定的には帝国軍の残党で、当時ほどの力は持っていなかったとしても『フォースの覚醒』では残党であることを生かした描写はなく、見たことのある戦いをまた見せつけられただけでした。
また
今や政権を握った新共和国軍のレジスタンスが帝国軍残党に苦戦している
というのも物語に乗り切れない理由の1つ。
設定的には“新共和国は過去の経験を生かし必要以上に軍を拡大しなかった”ようですが、そんなこと映画内で語られていないし、残党に苦戦するレジスタンスを描くための後付けの言い訳にしか聞こえません。
またファーストオーダーというネーミングセンスにも疑問があり、この名前をはじめて聞いた時『この映画がスターウォーズである』ということを忘れたのか?と思うほど、世界観にあっていないダサい名前に聞こえてしましました。
軍縮したレジスタンスと帝国軍残党の小規模な戦争を描くくらいなら、
ルーカスの構想通り、第3勢力である犯罪者や反乱する側となった帝国軍残党を敵勢力として描いてくれれば、言い訳する必要のない納得できる戦いが描けたのでは、と思います。
ご都合主義でしか物語が展開しない
映画の演出として“ご都合主義”は必要だと思います。
“ご都合主義”のおかげで物語は想像できない飛躍した局面やドラマチックな展開を描くことができます。
ただ『フォースの覚醒』においては、
物語がご都合主義でしか発展していない
ことが大きな問題。
- 砂漠の惑星ジャクーに不時着したフィンが偶然でBB-8にたどり着く
- そこにたまたまファルコン号がある
- ファルコン号に乗って着いたところに偶然ソロがいる
- 立ち寄った酒場に偶然ルークのライトセーバーがある
- スターキラー基地を破壊したときに偶然R2-D2が目覚める
などなど。
特にルークのライトセーバーが酒場で見つかったシーンには呆れました。
なんの脈絡もなくそこに置いてあり、なぜそこに置いてるかも説明されない。
まさにレイとライトセーバーを出会わせるためだけの強引な“ご都合主義”
好意的に見れば、フォースが引き合わせたとも言えるでしょうが、『新たなる希望』では、ルークを見守っていたオビワンが渡すという形で、違和感なくルークとライトセーバーの出会いが描かれています。
製作者としては多くの展開を詰め込みたく、その結果“ご都合主義”を多用してしまったのでしょうが、その結果素人が考えたような雑な脚本になってしまっていることは否めません。
“ご都合主義”が起きるたびにため息をついてしまいました。
ドッグファイトが地上戦ばかり
『スターウォーズ』の見どころの1つといえば、敵味方の戦闘機が入り乱れる、いわゆるドッグファイト。
過去作だとこれらの戦闘が印象的ではないでしょうか。
- 『新たなる希望』ヤヴィンの戦い
- 『帝国の逆襲』小惑星帯での戦い
- 『ジェダイの帰還』エンドアの戦い
- 『ファントム・メナス』ナブーの戦い
- 『クローンの攻撃』ジャンゴとオビワンの戦い
- 『シスの復讐』コルサントの戦い
エンドアの戦いは今見ても迫力があり、80年代のSFとは思えないクオリティで、コルサントの戦いは『スターウォーズ』史上1番見ごたえのあるドッグファイトではないでしょうか。
では『フォースの覚醒』はというと
- フィン、ポーのタイファイターでの脱出(宇宙)
- ジャクーでのファルコンvsタイファイター(地上)
- タコダナの戦い(地上)
- スターキラー基地の戦い(地上)
なんと3/4が地上戦!
残りの1つもドッグファイトと言えるほどの戦闘ではありませんでした。
もちろん地上戦には迫力がないのか、と言われるとそうではありません。
逆にタコダナでの戦いのような自然豊かな惑星で、地上視点から見るドッグファイトは今までの『スターウォーズ』では描かれてきませんでした。
しかし、エンドアの戦いを、コルサントの戦いをもう1度見てみてください。
これがスターウォーズだ!と感じませんか?
かっこよくないライトセーバー戦
ライトセーバー戦に魅力がないのも『フォースの覚醒』にガッカリしたポイント。
レイvsカイロレンでは、2人とも大きく振りかぶり、叩きつけるようにライトセーバーを振りおろし、相手もそれを受け止めずに流す。
文章に起こして再確認しましたが、圧倒的にかっこよくないですよね。
ライトセーバーを片手で振り回して、擦り合わせているようにしか見えませんでした。
過去作のライトセーバー戦の下地には日本の時代劇があったと言われます。
なので一撃一撃が真っ直ぐで、相手もそれをしっかりと受け止めるので、重みを感じるライトセーバー戦になっていました。
ライトセーバー戦でいえば
カイロレンを打ち負かすレイ
にも違和感を感じました。
なぜジェダイの息子で、長年修行もし、ダークサイドも学んでいるカイロレンが、さっきライトセーバーを握ったばかりのレイに負けるのかがわかりません。
一応『スカイウォーカーの夜明け』でレイがパルパティーンの孫であることが明かされますが、修行をしたジェダイの息子に、修行をしてないシスの孫が勝つっておかしいですよね。
たとえカイロレンが父親を殺害した直後で動揺していたとしても、2人の間にはそれを越えられない実力差はあるはず。
それを無視したところにも“ご都合主義”を感じさせます。
チューバッカに撃たれて負傷していたことも関係ありません。
なぜなら前半はそれでもフィンやレイと戦えていたから。
『新たな希望』でもしダースベイダーとルークがライトセーバーで戦って、相手が息子で動揺したので、さっきライトセーバーを触ったばかりのルークに負けました・・・
みたいなことが起きてたら受け入れられましたか?
それと同じくらいレイがカイロレンに勝つシーンはそれくらい違和感があり、ここでも脚本力の甘さが見て取れます。
人が死んでいるシーンではさまれるギャグ
アナキンとオビワンの口論やC3POとR2の関係でクスッとすることはあっても、わざわざ物語の展開に必要のないギャグシーンを何度もはさむことは過去作にはありませんでした。
『フォースの覚醒』になぜ笑いを重視したシーンが多いのかを考えると、おそらく『アベンジャーズ』などのMCU作品の影響があると思われます。
しかし、『スターウォーズ』と『アベンジャーズ』では作風も歴史も異なります。
神話性すらも感じている人が多い『スターウォーズ』で、『アベンジャーズ』の笑いが通用しないことは素人のミヤヒロでもわかります。
そんな数多いギャグシーンの中でも1番ありえないのが
カイロレンに対してポーが「俺から話そうか?」「マスクでモゴモゴして聞き取れない」と話すシーン
このシーンの直前に大勢の人・クリーチャーが殺されているんですよ。
最低限の映画制作の知識があれば、何か意味がない限りシリアスなシーンでこのようなやりとりはしません。
その上このシーンの1番の被害者はカイロレンです。
〈続3部作〉の代表ヴィランであるカイロレンを初登場シーンで馬鹿にすることで、彼の強者感・圧倒感は間違いなく薄まりました。
『新たなる希望』でもレイア姫がベイダーを強く批判するシーンはありましたが、それとは全く違います。
映画の大事なつかみで、人が死んだシリアスな空気感の中、初登場の敵を馬鹿にしてまで、笑いを取ろうとする目的がなんだったのかが、少しもわかりません。
スターウォーズらしくないカメラワーク
スターウォーズファンが求める“スターウォーズ”らしさを勘違いしてしまったせいで、過去作のリブート状態になってしまった『フォースの覚醒』。
次はカメラワークについて言わせてください!
物語は丸パクリするわりに、カメラワーク演出は過去作にない遊びをいれるの?
ミヤヒロ的には「逆だな」と感じてしまいました。
物語で新しさを見せながら、過去作通りの演出をすることで違和感をなくすというのが『スターウォーズ』続編を作るセオリーではないではないでしょうか。
では、どのシーンのカメラワークが気になったかというと3点。
- レイがスピーダーに荷物を積むときのジャンプカット
- タイファイター内で背中合わせに搭乗するフィンとポーをグルリと一周するシーン
- ジャクーの戦いで、デストロイヤーの残骸に入るファルコン号に急にズームするシーン
前半に集中してますね。
おそらく中盤以降ミヤヒロが飽きてしまい、見逃しているだけだと思われますが、
なんだろう・・・見せつけたいの?
こんなカメラワークもできるぞ!って・・・
ファルコン号にズームするシーンは公開前の予告編にも入っていましたが、その時から違和感を感じていたのを覚えています。
それから6年も経つのに未だ拭えない違和感なので、一生この違和感と付き合って行くことになるのでしょう。
またレイが荷物を積むときの“YouTuber”みたいなジャンプカットいりますか?
作品に悪い軽さが出てしまってます。
1作で完結していない続編ありきな物語
意図的に多くの謎を残しすぎ、『フォースの覚醒』だけで作品が完結していないこと。
これは『フォースの覚醒』にとどまらず〈続3部作〉全てをつまらなくしてしまった大きな要因だと考えられます。
各3部作の1作目『新たなる希望』も『ファントム・メナス』もその1作品で完結しているのに対し、『フォースの覚醒』は続編も見ないと完結しない物語になっています。
伏線回収にとらわれた男“J.J.エイブラムス”と言ったところでしょうか。
- レイの父母は誰?
- なぜレイはフォースを使える?
- なぜルークは消えた?
- カイロレンはなぜ闇落ちした?
- なぜライトセーバーが酒場にあった?
- レン騎士団とは?
- スノークの正体は?
さっと挙げただけでもこれだけ未回収の謎があり、『フォースの覚醒』が続編ありきで作られていることは揺るぎない事実でしょう。
続編ありきの作品が面白くなるはずがありません。
『新たなる希望』が公開されたとき、ルーカスは『スターウォーズ』が一般受けしないと思い込み、批判を恐れハワイの別荘にこもっていたという話があります。
『スターウォーズ』をルーカスから継承し、続きの物語を描くということがどういうことなのか、を製作陣が理解できていなかったこと
こそ『フォースの覚醒』が面白くない最大の理由であることは間違い無いでしょう。
まとめ
『フォースの覚醒』で監督を務めたJ.J.エイブラムスが「(続3部作で)計画をきちんと立てて作品に臨むことが大切と学んだ」と発言をし話題を集めたこともあり、
今回は思い切って『スターウォーズ』ファン歴20年のミヤヒロが思う『フォースの覚醒』が面白くない理由を12個あげてみました。
〈続3部作〉の悲劇を風化させてはいけません。
スターウォーズの続編を描くことができる機会って本当に限られていて、エピソード7・8・9それぞれ2時間ずつの計6時間だけなんですよ。
それだけ貴重なチャンスを使って、すでに完成している『スターウォーズ』シリーズに続編を作るのであれば
続編を作りたいから物語を作るのではなく、描きたい物語があるから続編を作って欲しかった
と心の底から思います。
もちろん〈続3部作〉にも見どころはあります。
お気付きの方もいるかもしれませんが“カイロレン”のことを全然書いていません。
別の記事でぜひカイロレンを語らせていただきます。
また『スターウォーズ』の〈旧3部作〉〈新3部作〉はミヤヒロを映画好きにさせた超絶魅力的な作品で、エンタメと神話性を両立した素晴らしい作品です。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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