『午後3時の女たち』ネタバレ感想!夫婦の営みをバロメーターに夫婦の関係を見える化!キャスリン・ハーンの〇〇の演じ分けに脱帽…

映画
引用元:U-NEXT
©︎ 2013AFTERNOON DELIGHT LLC,
ミヤヒロ
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この記事がオススメの方
  • 『午後3時の女たち』のあらすじが知りたい!
  • 『午後3時の女たち』のネタバレ感想が気になる!

今回は2015年公開のヒューマンドラマ洋画
『午後3時の女たち』のネタバレ感想
です!


2013年サンダンス映画祭で監督賞を受賞し、タランティーノ監督の“2013年ベスト映画10”にも選ばれた本作。


夫婦の営みに悩みを持つ主人公レイチェルを演じるのは『ワンダヴィジョン』で注目を集め『ナイヴズアウト2』への出演も決まっている実力派キャスリン・ハーン


そして、キーパーソンとなるストリッパーのマッケナを『ダークナイトライジング』『ホーンズ』のジュノー・テンプルが演じています。


それではさっそく『午後3時の女たち』のあらすじ、ネタバレ感想を始めていきます!
ぜひ最後まで読んでいってください!

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『午後3時の女たち』あらすじ

夫婦の営みに悩みを抱え、心理カウンセリングに通うレイチェル


友人夫婦の誘いで夫ジェフとストリップクラブに訪れたレイチェルは、そこでストリッパーとして働くマッケナにとてつもない魅力を感じてしまう。


後日レイチェルは偶然を装ってマッケナに会いにいき、家を失ったマッケナを子守番として自分の家に住まわせることにする。


退屈な夫婦生活からの脱却と、マッケナをストリップから足を洗わせるために始まった共同生活。


しかし、この決断が主婦友達、そして、夫との関係に大きな変化をもたらし始める…。

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『午後3時の女たち』作品情報・キャスト・登場人物

作品情報

原題:AFTERNOON DELIGHT
公開日:2015年11月7日(日本)
上映時間:98分
監督:ジル・ソロウェイ

キャスト・登場人物
  • キャスリン・ハーン
    :レイチェル(夫と子供に囲まれ恵まれた生活を送るも、夫婦の性生活や退屈な日常、主婦友達の関係に悩みを抱える)
  • ジュノー・テンプル
    :マッケナ(ストリッパー。家を失うが、子守番としてレイチェルの家に住み込むことになる)
  • ジョシュ・ラドナー
    :ジェフ(レイチェルの夫。働き盛りで、友人たちとも充実した日々を過ごす)
  • ジェーン・リンチ
    :レノア(レイチェルの心理カウンセラー)
  • ジェシカ・セント・クレア
    :ステファニー(レイチェルの友人)
  • ミカエラ・ワトキンス
    :ジェニー(主婦コミュニティのリーダー)
  • ジョシュ・スタンバーグ
    :マット(ジェニーの夫)

『午後3時の女たち』ネタバレ感想

感想まとめ
  • 倦怠期の夫婦、恋人におすすめ!誰かと暮らすことは当たり前じゃない!
  • 見えない夫婦の変化を、夫婦の営みというバロメーターを使って見える化!
  • セ〇〇スを演じ分ける?キャスリン・ハーン凄すぎ…
  • レイチェルは“顧客”?レイチェルとマッケナの関係に込められた皮肉!

劇薬風良薬映画?過激に見えて描かれるのは超普遍的なテーマ“夫婦”

夫婦の本質を突く! 過激な作風で描かれる超普遍的な“夫婦”というテーマ

※念の為Google先生対策で性行為のことをサックスと表現しています!


サックスレスに、ストリッパーと、一見過激な作品かと思いきや、“夫婦”という超普遍的なテーマを丁寧に描いている本作。


結婚は墓場である、という言葉をよく耳にしますが、その言葉の浅はかさを再認識させてくれるほど夫婦の本質を突く良作です。





本作で描かれる最も大きなテーマは、物語終盤で心理カウンセラーのレノアの口から直接的に語られる

誰かと暮らすことが当たり前の“日常”ではない

ということ。


本作では主婦のレイチェルが退屈な“日常”からの脱却を求め、ストリッパーのマッケナと共同生活を始めるところから物語が始まっていきます。


そして、その共同生活がさまざまな変化と悲劇をもたらし、最後には夫婦という“日常”が恵まれた“非日常“であるということにレイチェルが気付くまでがうまく描かれています。





正直、独身のミヤヒロにはこれが本質なのか、はたまた映画の中の理想論・綺麗事なのかの判断はとても難しい。


しかし、夫婦に限らず、家族やカップルとの関係性において、ずっと忘れずにいたいと思える考え方の1つであることは間違いなく、


本作はそれを丁寧な物語構成と現実感のある日常描写で、強い説得力をもって教えてくれます。





本作には性的な表現も多く、特にマッケナと夫たちのシーンは、男性にとっては妙にリアリティがあり、お茶の間も男の肝もキンキンに冷える作風ではあります。


そんな一見劇薬のように見える本作ですが、まさに倦怠期の夫婦や恋人にこそ深く刺さる良薬だと思います。


鑑賞前は、

ミヤヒロ
ミヤヒロ

サックスレスの主婦がストリッパーとの交流を経て、夫婦関係が良くなっていくほっこり系ヒューマンドラマだろうなぁ

と気を抜いていましたが、タランティーノ監督が選んでる時点でそんなチョロい作品な訳がなかった…。

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夫婦の営みというバロメーターで見える化される、見えない夫婦の関係性と変化

喘ぎ声は笑い声! 営みのスタイルで分かる夫婦の関係性! キャスリンに脱帽…

本作では、表面的には見えない夫婦の関係を、夫婦のサックスをバロメーターにすることで見える化しています。


仕事において責任ある立場にあり、夫友達たちともバンドにサーフィンと刺激にまみれた日々を送る夫ジェフ。


それに対して、退屈な日々のくり返しで、精神的EDを抱えてしまったレイチェル。


そんなレイチェルは、物語序盤では、

  • 夫に対し、丸出しの下半身を使ったおふざけをする
  • 子供が大きくなった今でも授乳用ブラを使っている

など、性生活に対して、そして、女であるということに対して、非常に無頓着な姿が絵が描かれます。


いわば、序盤のこの状態が夫婦というバロメーターにおける最低点





次にバロメーターが大きく動き出すのが、レイチェルがマッケナの仕事に同行した夜の営み。


いつもと違ったメイクとドレスに興奮したジェフがレイチェルを抱くこのシーンは、それまでの2人の営みに比べ激しさがあります。


しかし、この時の2人の体勢は“ワンちゃんスタイル”で、営み中は目を見て欲しい、という願望を持つレイチェルの理想とは正反対のスタイルです。


日常から抜け出すために用いたマッケナという荒療治は、夫婦間に変化をもたらしたものの、根本的な解決には繋がっていないことがサックスで表されています。





そして、本作で夫婦のバロメーターが最高点に達するのが、ラストシーン。


それまで1度も映らなかったレイチェルの“先端”が映るということも、このシーンが重要な意味を持つことを印象的づけています。


ラストシーンで夫と体を重ねるレイチェルは心の底から笑っています。


まさに、
AFTERNOON
DELIGHT(午後の歓喜)


笑いながら行うサックス、という文字だけ見れば全くそそられないシチュエーションですが、このシーンが作中最も官能的。


直接的な言い方をすれば、
一番工口い!!!


笑っているかと思えば、気付けばそれは喘ぎになっていて、いつの間にかそれがまた笑いに聞こえるこの場面は

喘ぎ=歓喜の笑い

というイメージが自然と脳裏に染み込まんできます。


サックスの在り方を深く的確に表す素晴らしくかつ素敵な場面です。





日本人のミヤヒロには、海外の俳優の演技力というのはいまいち良し悪しがわかりません。


しかし、キャスリン・ハーンが最高の実力を持つ女優の1人であるということは分かりました。


サックスを演じ分けるって…凄すぎ。

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レイチェルもマッケナの顧客の1人?

レイチェルは顧客? そう思っていたのはマッケナを買ったレイチェル自身

最後にレイチェルとマッケナの関係性に込められた皮肉について書いていきます。


ストリップクラブでマッケナと出会ったレイチェルは、刺激的な夫婦生活をもたらしてくれることを期待してマッケナを家に住まわせます。


そしてレイチェルは

“顧客”ではなく“知人”

として、マッケナをストリップから足を洗わせ、真っ当な生活を送らせる、という目的(建前)を持って共同生活を始めます。


レイチェルが「自分は顧客ではない」と強く思い込みたいと感じていることは、マッケナがレイチェルにマッサージ(擬似サックス)をされ、抵抗感を示す場面にも強く表れています。





話は変わりますが、女性とお話ができる飲み屋で、そこの客が働く女性に対し

おじさん
おじさん

ちゃんとした仕事についたほうがいいよ

と説教たれる場面というのは想像に容易いと思います。


いや、お前、その店に来てるやん!


と盛大にツッコみたくなる場面ですが、本作におけるレイチェルがまさにその状態。


直接的な性サービスを求めることはありませんが、日常では得られないマッケナがもたらす刺激を求め、それを住まいという報酬で買っているレイチェルは、まさしく顧客です。





しかし、何より悲しいのは、マッケナがレイチェルを“顧客”だと思っていたわけではないということ。


2人が“知人”になり損ねたのは、言うまでもなくマッケナを主婦友達の子守番から下ろした場面。


子守用のおもちゃを買い漁ったのに、それが無駄になるマッケナの場面はかなり辛いです。


マッケナの仕事に自ら同行したにも関わらず、“仕事をする”マッケナに対しレイチェルが引いてしまったことから、レイチェルの中でマッケナに壁ができてしまいます。


ポイントは、マッケナがレイチェルを“顧客”と思っていたわけではなく、レイチェルの方がマッケナを“ストリッパー”としか思えていなかったところ…。

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『午後3時の女たち』感想まとめ

『午後3時の女たち』感想まとめ

今回はヒューマンドラマ洋画『午後3時の女たち』のネタバレ感想でした。


MCUドラマ『ワンダヴィジョン』でキャスリン・ハーンという女優に興味が湧き、軽い気持ちで鑑賞を始めた本作。


元々は感想を書くつもりはなかったのですが、想像以上に心に響くものがあり、この記事を書きたくなってしまいました。


サックスレスやストリッパーなど、過激な言葉に目が行きがちですが、そこで描かれる


“誰かと暮らせることは当たり前ではなく特別なこと”


という夫婦の本質は、文字にするとありふれた言葉ですが、98分という時間をフル活用した素晴らしい物語構成によって強いメッセージを持つ言葉に昇華されています。


また1つ好きな映画増えました。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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ではまた!

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