
みなさん、こんにちは!
『カルブロ!』へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- 『マリグナント』のあらすじが知りたい
- 『マリグナント』のネタバレ感想が読みたい
今回は2021年11月12日公開のホラー映画
マリグナント 凶暴な悪夢をご紹介します。
本作は『SAW』で一躍脚光を浴び、その後『インシディアス』『死霊館』とホラー作品でヒットを連発したジェームズ・ワン監督作品。
DCEU作品『アクアマン』、『ワイルド・スピード/スカイミッション』など超大作の監督を経験した彼が再び、ホラーに舞い戻って参りました。
前評判ではジャンル分類不可能!と言われ、これまた一味違ったホラー作品に仕上がっているようです。
それではさっそく、『マリグナント』のあらすじ・ネタバレ感想を始めていきます!
ぜひ最後まで読んでいってください!
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『マリグナント』あらすじ
1993年 シミオン研究所病院
患者の1人“ガブリエル”が暴れ出し、職員たちが次々と襲われていく。
担当の医師フローレンスはなんとかガブリエルに麻酔銃を撃ち込み、幼い少女の体をしたガブリエルを拘束することに成功。
電気を操れるガブリエルはラジオを利用して「お前たちを殺す」と宣言し、フローレンス医師は「悪性腫瘍を切除する」ことを決意。
そして、現在。
妊娠をしていたマディソンは、度重なる流産から妊娠に反対している夫デレクと口論になる。
そのはずみでマディソンはデレクに突き飛ばされ、壁に頭部を殴打したマディソンはデレクを寝室から締め出す。
その日の夜、ソファーで休むデレクは怪現象に遭遇し、そして、何者かに首の骨を折られ死亡する。
そして、マディソンもその何者かに襲われ、気を失ってしまう。
『マリグナント』作品情報・キャスト・登場人物
原題:MALIGNANT
公開日:2021年11月12日(日本)
上映時間:111分
監督:ジェームズ・ワン
- アナベル・ウォーリス
:マディソン・レイク - マディー・ハッソン
:シドニー・レイク(マディソンの妹) - ジョージ・ヤング
:ケコア・ショウ(刑事) - ミコレ・ブリアナ・ホワイト
:レジーナ・モス(刑事) - ジーン・ルイザ・ケリー
:セリーナ・メイ(地下ツアーのガイド) - スザンナ・トンプソン
:ジェーン・レイク(マディソン姉妹の母) - マッケンナ・グレイス
:幼少期のマディソン
『マリグナント』ネタバレ感想
カルブロ!的おすすめ度 82点
- 終盤まで何系ホラーか分からない?ミスリードでホラージャンルが二転三転!
- ガブリエルの正体はヴォルデモート風ピノコ?悪意のある悪性腫瘍が襲いかかる!
- もはやヒーロー映画?スタイリッシュアクションホラー?
悪魔系?モンスター系?殺人鬼系?二転三転するホラージャンル!

ホラー映画といってもそのジャンルは更に細かく分けることでき、ゾンビ系・悪魔系・モンスター系・殺人鬼系・人怖系…と多くのホラージャンルが存在します。
そして、観客は自然と「今から見るホラー作品が、何系のホラーなのか」を考え、心の準備をするものです。
その判断材料になるのが『リング』における貞子や『13日の金曜日』におけるジェイソンといった敵キャラ。
そして、何系のホラーなのかが分かってしまえば、その敵キャラへの対処法が見えてきて、未知への恐怖感は次第に安心感へと変わっていきます。
「敵が悪魔なら、お祓いしよう!」
「敵が殺人鬼なら物理的に攻撃しよう!」と言う風に。
しかし、本作では
ガブリエルの正体こそが最大の仕掛け
となっており、その正体が判明するのは終盤。
なので、本作は何系のホラーなのかが確定的にならないまま終盤を迎えるという不安感がひとつの味になっています。
物語は研究所病院という舞台から始まり、

研究所ということはモンスター系なのか?
と思わされるや否や、少女の体を利用する少女とは違う人格が攻撃的な会話をしたり、家電が勝手に動き出したりなど、“ザ・悪魔系”の演出が続き、

悪魔・幽霊系の線もありますねぇ
と考えていると、のちにマディソンの実母と判明するセリーナに襲いかかるガブリエルの姿は、『クワイエット・プレイス』のエイリアンに通ずるモンスター的造形で、

やっぱりモンスター系なの?
と思った直後、ガブリエルはセリーナを殺さずに拘束し、なんと服を着ていることが判明。

モンスターが服を着るってどういうこと!?
と困惑していると、ガブリエルは次々と残虐な殺人を繰り返し、雰囲気は殺人鬼ホラーものに転じます。
しかし、ジャンルの転換はここで終わりません。
実家に戻った姉妹は、幼い頃のマディソンが誰もいない場所に向かってガブリエルと会話をしていたことを知ります。
この事実により、ホラージャンルを二転三転としながらも物理的な存在であることは間違いなかったガブリエルの存在が、再び悪魔のような実体のない存在である可能性がほのめかされます。
このように、本作はガブリエルの正体が明かされるまでに、様々なホラージャンルの演出が施され、最終的に『全部の要素が違和感なく当てはまるそんな敵いる?』状態にまでなってしまいます。
正体を隠すことはあっても、その正体を次々とミスリードさせるホラー映画はなかなかありません。
その上、それらが破綻することなく、ちゃんと1つの答えに収束するのですから、さすが今までどんでん返しや伏線系作品を巧みに仕立て上げてきたジェームズ・ワン監督と言える一作です。
ガブリエルの正体は…ピノコ?ヴォルデモート?

では、本作最大の仕掛けであるガブリエルの正体ですが、それは
マディソンの寄生性双生児
作中では“悪性腫瘍”という言われ方もするガブリエルですが、元々はマディソンとともに双生児として着床しました。
しかし、成長の過程でガブリエルは子宮内でマディソンに吸収されてしまい、ガブリエルは未熟な状態でマディソンの後頭部から背中にかけて結合した状態で誕生。
簡単にいうと、
ブラック・ジャックのピノコ
的な感じ。
電気系を操ることができるという設定も、念力やテレパシーで手術を妨害したピノコに通ずる部分があります。
しかし、ガブリエルは凶暴な性格を持ち、マディソンの体を利用して並外れた力で暴力を振るうことがあったため、手術で大部分を摘出されてしまいます。
しかし、完全摘出はできず、マディソンの脳と結合していたガブリエルの脳の一部はマディソンの中に残されます。
そして、マディソンが頭部を負傷したことで、ガブリエルは再び目を覚まし、マディソンの体を利用して復讐を遂行します。
「なんでずっと頭から血が出てるんだよ!」とか
「なんで1日でお腹の胎児が消えるんだよ!」とか
「なんでガブリエルの足の向きおかしいんだよ!」とか
「なんで“彼”なのに、長髪なんだよ!」という多くの伏線が、ガブリエルの正体ひとつで回収されるのは、さすがジェームズ・ワン監督。
しかし、その正体は伏線回収されるだけに収まらず、モンスター造形としてもしっかりショッキングで、印象的です。
マディソンの頭蓋骨からガブリエルが顔を覗かせる姿を見て、『ハリー・ポッター/賢者の石』に登場するクィレル先生の後頭部に寄生したヴォルデモートを想像した方は少なくないはず。
ミヤヒロも小さい頃に『賢者の石』を鑑賞し、後頭部に人面があるというヴィジュアルに強い恐怖心を抱いたのを覚えていますが、それがしっかりホラーに昇華されています。
そのビジュアルは怖キモすぎて、ミヤヒロもその事実を知ったシドニーたちの「ひえっ」という感情と全く同じ気持ちでした。
また、ガブリエルが活動している時に、体はバリバリに動いているのに、後頭部のマディソンの顔が一切微動だにしないところも生物なのに生物らしくない違和感・不快感があります。
本作のタイトル『マリグナント』には、医学的な意味での“悪性”という意味に加え、“悪意のある”という意味もあるそうで、まさにガブリエルのことをうまく二重で表しています。
DCEU参戦?スタイリッシュアクションホラー?

本作がジャンル分類不可能と言われるゆえんは、
あまりにもスタイリッシュすぎるガブリエルさん
によるところがあります。
物語終盤、留置所と警察署で展開するガブリエルの大虐殺ですが、ガブリエルの動きとカメラワークが完全にヒーロー映画のソレ。
それまでは怪しげだった黒い服装も、ダークヒーローのコスチュームに見えてきます。
というか、ソーにおけるムジョルニアのように、トロフィーから作った金の短剣というかっこいいmy武器まで用意されたり、
仁王立ちするガブリエルをローアングルから見上げるショットがあったりと、確信犯です。
更にいうなら、決して“善”とは言えない凶暴な人格を主人格が抑え込むガブリエルとマディソンの関係性もハルクに似通った部分があります。
ミヤヒロ的にはそれが“意外な作風”として見どころとなっているので、アリです。
むしろ、ここまで露骨に『アクアマン』の監督を務めた経験がフィードバックされていると、その素直さに対してジェームズ・ワン監督に対して好印象を持てるまであります。
本作は、
- マディソンがガブリエルに対し「再び現れる時に備え準備をしておく」と話す
- 近くにある照明が微かに反応する
- ケコアが生かされている
など、続編制作が意識されているような終わり方をしています。
まさか、『アクアマン』繋がりでDCEU入り?
ま、それは冗談ですが、ミヤヒロ的には『ターミネーター2』とか『ドントブリーズ2』のように、続編ではガブリエルを味方にして(利用して)、スタイリッシュダークヒーロー系の作品になってくれたりしたら面白いかなぁ、なんて思っています。
ジェームズ・ワン監督の頭の中には、もう続編の構想があったりするんですかね。
期待!
『マリグナント』感想まとめ

今回はホラー映画『マリグナント』のネタバレ感想でした。
R18+に加え、予告編の不穏さからガチガチのホラーを想像していましたが、終盤にまさかのスタイリッシュアクションがあるとは思いもよりませんでした。
ジェームズ・ワン監督十八番の衝撃展開&伏線回収や印象的なカメラワークや編集も健在で、むしろ『アクアマン』『ワイスピ』監督を経て、更にブラッシュアップされた印象すらあります。
公開日当日ではありますが、続編に期待しています!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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では、また!
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