
みなさん、こんにちは!
カルブロ!へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじが知りたい!
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレ感想が読みたい!
今回は2021年10月1日公開の
スパイアクション洋画
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のご紹介です。
本作は2006年公開の『カジノロワイヤル』から続くダニエル・クレイグ版007の5作目にして最終作。
もともとは2020年4月10日公開予定でしたが、新型コロナウィルスの影響により1年以上公開が延期され、ようやく公開です。
ダニエル・クレイグ版『007』最終作にふさわしい物語・ラストになっているのか?
16年もののシリーズとあって、期待と不安が入り交じった中、公開日に鑑賞してきました!
それではさっそく、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ・ネタバレ感想を始めていきます!
ぜひ最後まで読んでいってください!
ダニエル・クレイグ版『007』
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』あらすじ!
英国秘密情報部MI6を退職し、007を引退したジェームズ・ボンドは、妻マドレーヌ・スワンと旅行でイタリアに訪れていた。
愛し合う者同士だが、それぞれ2人は秘密を抱えており、スワンはかつて能面の男に救われた過去に、ボンドはヴェスパーとの過去に別れを告げようとしていた。
ボンドはスワンをホテルに置いて、かつて愛した女性ヴェスパーの墓を訪れるが、墓に仕掛けられていた爆弾が爆発。
ボンドはスペクターの追っ手に追われながらも、スワンの待つホテルにたどり着き、彼女を連れて駅へ向かう。
スワンがスペクターの一員で、居場所を報せた裏切り者であると考えたボンドは、スワンだけを電車に乗せ「会うのはこれきりだ」と別れを告げる。
そして、5年が経ち、ボンドはジャマイカで1人静かに暮らしていた。
そこにCIAの旧友フェリックス・ライターが現れ、ボンドはウィルスの研究所からウィルスと一緒にさらわれた科学者ヴァルド・オブルチェフを救う任務を依頼され、キューバへと向かう。
『007/ノータイムトゥダイ』映画情報・キャスト・登場人物
原題:NO TIME TO DIE
公開日:2021年10月1日(日本)
上映時間:163分
監督:キャリー・フクナガ
- ダニエル・クレイグ
:ジェームズ・ボンド(MI6の元諜報員。引退後は最愛の妻スワンと暮らしている) - ラミ・マレック
:リュートシファー・サフィン(能面を被ったテロリスト) - レア・セドゥ
:マドレーヌ・スワン(ボンドの妻。父は犯罪組織の一員ミスター・ホワイト) - ラシャーナ・リンチ
:ノーミ(現007) - レイフ・ファインズ
:M(本名ギャレス・マロリー。MI6長官) - ナオミ・ハリス
:イヴ・マネーペニー(Mの秘書。ボンドをサポートする) - ベン・ウィショー
:Q(MI6兵器開発課課長) - クリストフ・ヴァルツ
:エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(犯罪組織スペクターのボス。ボンドに逮捕され終身刑を宣告される) - アナ・デ・アルマス
:パロマ(CIAのエージェント。3週間“も”訓練した)
『007/ノータイムトゥダイ』ネタバレ感想!
カルブロ!的オススメ度 94点
- 007ではなく、ジェームズ・ボンド最後の物語!英雄ヘラクレスと重なる伝説の最後!
- あなたはどっちのラスト派?ファンが望む『スペクター』か、形式美のある『ノー・タイム・トゥ・ダイ』か
- 『007』で怪我続きのダニエル・クレイグの身体へ配慮!終盤の長回しは名アクション!
- 批判の的となった“青い目”を活かしたエモーショナルなラスト!
- 過去4作へのリスペクト、小ネタが盛りだくさん!
- 女性・人種・LGBTを盛り込んだ“新しい”007!
- サフィンとスワンの因縁!CIA、MI6、サフィン、スペクターの四つ巴!
- クレイグ版『007』の中ではかなり分かりやすい優しい展開!
ボンドの死!007ではなくジェームズ・ボンドの最後!

ダニエル・クレイグ版『007』最終作であることや、タイトルにDIE(死)という言葉が使われていることから、本作でジェームズ・ボンドが命を落とすのでは、と考えていた人は多いはず。
クレイグ版『007』はシリーズを通して007の始まりから引退までを、ボンドの人間性や成長に焦点を当て丁寧に描いてきました。
だからこそ、過去のボンドに比べて愛着も強く、死という結末は避けてほしいと願っていましたが、本作は
ジェームズ・ボンドの死
で締めくくられます。
終盤でボンドが島を脱出するあたり、特に娘のうさぎの人形を拾うあたりから「まさか、、、死ぬ?」と思うようなフラグ的空気感が漂い始めます。
そして、ボンドがウィルスにより人間兵器になり、彼が死という選択を選ぶことが確定したところで

『ノータイムトゥダイ』を見ずに、『スペクター』の幸せなラストで自分の中の『007』を終わらせても良かったのかも
と悲しいばかりにそう感じてしまいました。
ボンドの死は
ギリシャ神話の半神半人の英雄ヘラクレスの最期
と重ねて描かれています。
- ギリシャ神話の英雄の像を用いたオープニング
- 作中たびたびヘラクレスという言葉が登場する
- サフィンの島に潜入したボンドの位置を示すマークがギリシャ文字のψ(プサイ)
であることから意図的な演出であることは間違い無いでしょう。
神話の中で英雄ヘラクレスは、ケンタウロスのネッソスの血(猛毒)を盛られ、苦しみから逃れるため焼身自殺という最期を迎えます。
しかし、ヘラクレスは全知全能の神ゼウスを父に持つので、死後、神としてオリュンポスに迎え入れられます。
ボンドがサフィンに盛られた毒が血のように赤いことや、自らの選択でミサイルの爆撃で命を落とした描写は、このヘラクレスの最後をなぞった演出でしょう。
ボンドも作中で命は落としましたが、不滅の英雄と重ねた最期を迎えることで、伝説の最後にふさわしい前向きなラストとして受け止めることもできます。
しかし、ボンドの死を受け入れられる人とそうでない人、自分の中のラストを本作とする人と『スペクター』とする人に分かれるだろうと思います。
『スペクター』のラストでは諜報員007としての終わりが描かれ、これからボンドが“普通の人”として幸せになっていく、観客が望む形の締め方になっていました。
それに対し、本作のラストは007のではなく、ジェームズ・ボンドいう人間の終わりを描いています。
007としてのラストを受け入れるか、ボンドとしてのラストを受け入れるか・・・ミヤヒロ的には非常に難しい選択です。
ただあくまでも、本作がダメな締め方だったということではありません。
クレイグ版ボンド第1作目『カジノロワイヤル』に中で「00のエージェントは短命」というセリフが登場します。
そのセリフと重ねて本作のラストを見ると、悲しくはありますがクレイグ版『007』シリーズを通して、一貫性のある物語としての形式美すら感じられます。
本作ではボンドがMI6を引退しているといこともあり、007ではなくボンドと呼ばれることが多いです。
それもまた、本作が
007の物語ではなく、ジェームズ・ボンドの物語
であること、そして、クレイグ版『007』そのものが“悪を倒すヒーロー”映画にとどまらず、
シリーズを通してボンドという人間とその半生を描いた作品であった
ということを再認識させてくれます。
『007』初、各作品に繋がりがあるという特徴を持つクレイグ版『007』のその強みを活かした最高の終幕だと思います。
3つの誠実さ①ダニエル・クレイグの怪我、批判を浴びたルックス

クレイグ版の『007』は2000年代、2010年代の映画シーンを支えたシリーズといっても過言ではありません。
なので『ノー・タイム・トゥ・ダイ』はただ面白い作品に仕上げるだけでなく、ファンが納得いく形で完結させるという高いハードルが設けられています。
そんな重い責任を任されたのが、キャリー・フクナガ監督。
実は彼の監督作品を見たことがないのですが、本作の丁寧な作り、そして多方面に対する誠実さを見ることができ、彼の今後の作品にも強く興味がわきました。
では、何に誠実だったのかというと、まずは
ダニエル・クレイグという役者に対して誠実
でした。
ダニエル・クレイグは『スペクター』撮影後の取材で「ボンドを再び演じるより、目の前のグラスを割って手首を切ってしまった方がマシだ」という発言をし、物議をかもしました。
非常にショッキングな表現ですが、『007』の撮影で何度も大怪我を負い、またそんな撮影直後に取材を申し込まれた彼の心境を考えると、気持ちは分かります。
そういった経緯があった上で、本作を見ると
クレイグが怪我を追ってしまうようなアクションシーンが控えられていた
印象があります。
クレイグ版『007』はリアル路線で描かれてきました。
また、同時期にノーラン作品や『ミッション:インポッシブル』などの生身を良しとする作品が盛り上がったこともあり、『007』もその影響を受けた作品になっています。
その結果、生身のアクションがクレイグ版『007』の見どころの1つとなってしまい、それがクレイグの体を酷使することに繋がってしまいました。
しかし、本作では生身のアクションで注目を集めるのではなく、丁寧に構成された物語や演出によって良い作品にしようというクレイグの身体への配慮が見られます。
ミヤヒロ的には、終盤、階段で行われた長回しのアクションは、『007』シリーズの中でも1、2位を争う素晴らしいアクションシーン。
『スペクター』でも冒頭のメキシコのシーンで長回しが使われましたが、戦闘シーンの長回しではなかったので「惜しいな」という感想を持っていました。
ですが、本作では戦闘シーンで長回しが利用され、カメラがボンドから死角の敵まで広範囲を映し出すアクティブで迫力のある長回しになっています。
- ボンドの背後にある壁に敵が映っている
- TPSアクションゲームのようにカメラがボンドの背後にピッタリとくっつき臨場感のある映像になっている
- 敵目線でのボンドとの戦いを映している
などたくさんの工夫が見られる最高の場面です。
また、怪我に対してだけではなく、
ダニエル・クレイグの青い目
を意識させるラストの展開も素晴らしいの一言。
クレイグが新ボンドになると発表された時、彼の容姿・ルックスに対して批判が集まりました。
「ジェームズ・ボンドはブロンドじゃない」とか「青い目じゃない」とか。
そして、本作ラストではそんなクレイグの青い目を画面いっぱいに映し出し、「(マチルダの青い目は)僕の目だ」というセリフでボンドの物語は締めくくられます。
発表時は批判の的となったルックスこそ、クレイグ版『007』の魅力であると言わんばかりにフィーチャー。
「目が青くてもいいじゃん」ではなくて
目が青いから良い!
という発想の転換と、それを最後の物語の効果的な演出に用いたということがファンタスティック&マーベラス!
本作がジェームズ・ボンドの最後ではなく、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後であることを強く意識できる最高に誠実で、最高にエモーショナルな演出です。
3つの誠実さ②ダニエル・クレイグ版『007』へのリスペクト

続いて、キャリー・フクナガ監督が誠実だと感じたのは
ダニエル・クレイグ版『007』シリーズに対するリスペクトの多さ
です。
まさかスワンの過去がしっかり描かれ、そこから物語が始まるとは思いもしませんでした。
『スペクター』でスワンの口から過去に「キッチン下の銃で敵を殺したことがある」ことが語られます。
本作ではその出来事をスワンのキャラ付けだけで流さず、物語の重要な本筋に昇華させ、結果『スペクター』にも厚みを持たせています。
CIAの旧友フェリックスが命を落とすシーンでは、「カジノロワイヤル」でヴェスパーが水中に沈んでいった姿に重なる演出を使い、ボンドにとって彼が大切な人物であったことを表現。
また、スペクターの面々やブロフェルドを再登場させ、しっかりと物語に絡めてきたりと、本作だけを最高に仕上げるのではなく、本作にシリーズ全体を集約させ、シリーズ全てを完結させようという強い意志を感じます。

聞いてるか!『スターウォーズ』!
他にもクレイグ版『007』を語る上で欠かせないヴェスパーの墓を描いたり、『カジノロワイヤル』でボンドを苦しめた毒草ジギタリスも登場したりと、リスペクトを感じるポイントが多いです。
また、ボンドが燃やした“Forgive me”(許して欲しい)と書かれた紙を用いた“赦し”の演出は、『スペクター』ではないがしろにされてしまった『慰めの報酬』も思い起こさせてくれます。
あとは小ネタ的ですが、『スペクター』でQが話していた猫も登場させる部分も細かい。
毛のないタイプの猫ちゃんを飼ってたんだなー。Qっぽいぞ!笑
3つの誠実さ③『007』が次のステップに進むための課題!女性・人種・LGBT!

本作では作品やキャストだけに対してではなく、日々変わっていく我々の世界に対する誠実なアプローチも見て取れました。
『007』ではボンドガールという女性のキーパーソンが毎回登場しますが、作品によっては用が済んだらあっけなく殺されたりと、女性の扱いにおいて前時代的な描写が見られることがあります。
キャリー・フクナガ監督自身も『サンダーボール作戦』における女性の扱い方に対して批判的な発言をされていました。
その上で、クレイグ版『007』では
変わっていく世界
というテーマやセリフが何度も登場します。
作中で使われる場合には、女性や人種に対して使われている訳ではありません。
ですが『スカイフォール』あたりから描かれている『007』を次のステップに移行させていく流れを実現させるには、ボンドらしさと女性の描き方のバランスをとるということは避けては通れない問題です。
本作ではその問題に対してアナ・デ・アルマスやラシャーナ・リンチを戦う女性として描いています。
『007』以外に目を向ければ、今や特別なことではありませんが“女性は男性が守るもの”“女性は男性が利用するもの”という意識が強い作風の『007』において、それを描いていることが大切。
その上、男性には1歩及ばない、、、みたいな描き方はせず、両者ともに一流のエージェントとして描いています。
ただ脈絡もなく強キャラにしてしまうと、ポリコレって言いたいだけおじさんが群がってしまいます。
ですが、本作ではパロマには垢抜けない新人のコミカルさを取り入れることでポリコレおじさんの焦点をずらし、
ノーミには007という格とボンドに対してライバル心を燃やす負けん気の強いキャラを与え、上手に女性を活躍させています。
予告のクールな印象から一転、初任務で緊張しまくってる感じパロマはキュートだし、ノーミのボンドと張り合おうとする感じは周りからもクスクス聞こえてきて、本当に魅力的な2人でした。
ちなみに余談ですが、ボンドとパロマが一線を越えなくて本当良かった。
2人が共演した『ナイヴズ・アウト』を見ているので、男女に関係にならず『ナイヴズ・アウト』のような優しい距離感の2人が見られて良かったです。
そして、クレイグですら批判を浴びてしまうほどファンのイメージが強い007に、女性であり人種も異なるノーミを当てたことも英断です。
もちろん発表当時は批判があったようですが、1回本作を見てしまえば絶対彼女の魅力に惹かれるはずと断言できるぐらい素敵なキャラクターになっています。
それでも文句がある奴は「Time to die」でウィルスの中に蹴り落としましょう!
あとはさりげなくですが、LGBT関連の演出も含まれていましたね。
ボンドとマネーペニーがQの自宅を訪れるシーンで、Qは「これから客が来る、彼が家に来るのは初めて」と
Qが男性と恋仲であること
をほのめかすセリフがあります。
もちろん、このセリフでそうであると断言はできないですが、Qを演じたベン・ウィショー自身ゲイであることを公表していることから、そこを絡ませているのではないかな、とは推測できます。
そして、男性と恋仲であるような発言に対して、ボンドとマネーペニーが抵抗感を示したり、フォローしたり、物珍しそうな反応を一切しない部分がとても好印象です。
こういった配慮(配慮って言い方も違うかもしれませんが)って、作品のノイズになりかねない要素ではありますが、その見せ方とバランスが上手いキャリー・フクナガ監督の腕前とセンスを見せつけられました。
四つ巴?本作の敵サフィンに与えられた役割!

『007』シリーズといえば、魅力的な敵が多く第2の主人公と言っても過言ではありません。
クレイグ版でもル・シッフルやシルヴァなどカリスマ性がある敵がたびたび描かれてきました。
そして、本作の敵リュートシファー・サフィンがどうだったのかというと、今までの敵に比べるとちょい物足りなかったです。
けれども、こればっかりは仕方ない。
先ほどもあげた印象的な敵であるル・シッフルやシルヴァは現場タイプ。
対し、現場タイプじゃないドミニクやサフィンは登場の機会そのものが少なくなってしまうので、印象が薄くなってしまうのでしょう。
ですが、サフィンというキャラクターが持つ役割そのものは非常によく考えられたものだと思います。
まず、今回
サフィンと強い因縁があるのは、ボンドではなくスワン
です。
なので、サフィンと戦うということが、そのまま最愛の人スワンを守る物語に直結するんですよね。
『スペクター』ではボンドを追い詰めるためにスワンが人質にされてしまうという、スワンにとっては理不尽な展開でした。
しかし、スワンと因縁があるサフィンを用意することで、その理不尽感は薄まり、またボンドがスワンのために戦うという構図に直結しています。
また、サフィンは世界やボンドにだけではなく
前作の敵スペクターにも牙を剥き、敵と敵が戦う
という魅力的な展開が生まれています。
コミックでもそうですが、意外と味方vs敵よりも敵vs敵という展開の方が盛り上がることありますよね。
ミヤヒロが大好きな『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部もそう。暗殺チームのボスのリゾットとパッショーネのボスのディアボロ(ドッピオ)の戦いは名バウトです。
すみません、脱線しました。
そして、本作ではそんなサフィンの影の薄さを補うように前半までは
CIA、MI6、スペクター、サフィンの四つ巴
の展開が繰り広げられます。
四つ巴ともなると、物語が複雑になるのでは、と思ってしまうのですが、この4組が入り乱れるキューバでの戦いはコミカルかつシンプルに描かれています。
過去の敵はル・シッフルにしろ、ドミニクにしろ、みんな複雑な作戦を立てるので、1回の鑑賞では何が目的で、どんな計画を立てているのかを理解しづらい。
しかし、本作では中盤までの展開が科学者オブルチェフの奪い合い、と非常にシンプルな目的でわかりやすくなっています。
近年の作品は敵の目的や計画が複雑化し、その部分のアイデア合戦が激化していた印象があります。
しかし、本作では“ウィルスを世界中に散布する”というシンプルな目的を持ったサフィンを描くことで、その競争から解脱し、見せ方でエンターテイメントに仕上げています。
作中Mのセリフで「敵の見えない世界になったが、いつも同じことの繰り返し」的なセリフがあります。
これも複雑化する敵の思想やプランに対して、シンプルな物語でも見せ方次第で面白くできる!というキャリー・フクナガの考えがあったのかな、と感じます。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まとめ!

今回は洋画スパイアクション『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレ感想でした!
『007』として、クレイグ版『007』として、そして“ジェームズ・ボンド”の物語として大満足の完結編になっていました。
ボンドの死が描かれるという悲しい結末でしたが、『スカイフォール』でMがそうだったように、リスペクトをしっかり感じられる見送りになっています。
007に黒人女性を当てたり、LGBT要素が入っていたりと過去作に比べ挑戦的な『007』でしたが、大事な『007らしさ』は丁寧に描かれていました。
『007』シリーズに対して、ダニエル・クレイグに対して、そして『007』ファンに対して、非常に誠意のある作品づくりをしてくれたキャリー・フクナガ監督には脱帽です。
ところで「JAMES BOND WILL RETUNE」って、新ボンドのこと、、、ですよね。
クレイグがカムバックなんてことはないか笑
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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では、また!
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