
みなさん、こんにちは!
カルブロ!へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- 『007/スカイフォール』のあらすじ・ネタバレ感想が読みたい
- 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に向けて復習したい
今回は2012年公開の洋画スパイアクション
『007/スカイフォール』のご紹介です!
ダニエル・クレイグ版『007』最新作にして、最終作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が近づいて来ました!
クレイグ演じる6代目ジェームズ・ボンドの『007』は各作品が独立しておらず、繋がりがある点が特徴。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を100%楽しむために、クレイグ版『007』3作目にして最高傑作と名高い『スカイフォール』をこの記事で復習して、最新作に備えてください!
それではさっそく、あらすじ・ネタバレあり感想を始めていきます!
ぜひ最後まで読んでいってください!
ダニエル・クレイグ版『007』
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『007/スカイフォール』あらすじ!
英国の秘密諜報部MI6の諜報部員〈007〉ジェームズ・ボンドは、女性エージェントのイヴとトルコで任務についていた。
そんな中、各国で潜入捜査を行なっている工作員のデータが入ったハードディスクが傭兵によって奪われてしまう。
ボンドは傭兵の後を追って列車の上で格闘になるが、MI6部長のMはイヴに対し傭兵の射殺を指示。
そして、その弾はボンドに命中し彼は渓谷に落下する。
それから3ヶ月後。いまだにボンドがMI6に戻ることはなく彼は死んだとされる。
そんな中MI6爆破事件が発生。その事件を知ったボンドは、再びMの前に姿を表す。
『007/スカイフォール』ネタバレ感想!
カルブロ!的おすすめ度 90点
- やっぱりクレイグ版最高傑作!
- みんなの“ママ”4代目M卒業の物語!
- 狂人“シルヴァ”はもう1人のボンド!?
- 『007』50周年で描かれる“古き良き”“英国”スパイアクション!
- ジュディロスを補ってあまりある“チーム・ボンド”誕生!
原題:SKYFALL
公開日:2012年12月1日(日本)
上映時間:142分
監督:サム・メンデス
キャスト:ダニエル・クレイグ/ジュディ・デンチ/ハビエル・バルデム/レイフ・ファインズ/ナオミ・ハリス/ベン・ウィショー
4代目Mジュディ・デンチの007卒業!

最新作の復習をかねてクレイグ版『007』第1作目『カジノロワイヤル』、第2作目『慰めの報酬』を鑑賞し、

『スカイフォール』ばかりが持てはやされるけど、他の作品も十分面白いじゃん
と思っていましたが、
やっぱり『スカイフォール』が最高傑作!
本作では『アメリカン・ビューティー』や『1917 命をかけた伝令』で知られるサム・メンデスが監督を務めています。
上海の近代都市、軍艦島を思わせる廃墟の島と印象深いロケーションも多く、特に終盤のスコットランドの壮大な自然は、エモーショナルな感情が引き立てらます。
本作といいミヤヒロが好きな『トレインスポッティング』といい感傷的なテーマとスコットランドの相性は抜群です。
そんな本作では“ボンドの出生”や“現代における諜報部の必要性”など多くの物語が描かれますが、その中でも1番印象的なテーマは
〈4代目M〉ジュディ・デンチの卒業
でしょう。
ボンドと同じようにMI6部長も代々受け継がれ、それぞれに特徴があります。
本作では物語の序盤から4代目Mの特徴を印象付けるかのように
- 銃撃を受けた味方の介抱より、敵を追うように指示
- ボンドを誤射しかねない状況での射撃命令
など4代目Mの
冷酷に近い理性的すぎる姿
が多く描かれます。
そして、本作の敵シルヴァを生んでしまったのも、そんなMの理性的すぎる判断でした。
そんなMですが、レイフ・ファインズ演じる情報国防委員会委員長のギャレス・マロリーから度重なる失態を理由に引退をすすめられてしまいます。
Mは多くの工作員の命が危険にさらされている今の状況では身を引けない、とそれをかたくなに拒否しますが、ここから物語は4代目Mの引退にフォーカス。
そんな彼女は物語終盤でボンドとともに彼の故郷“スカイフォール”を訪れ、そこでデスクを離れた“現場”に身を投じることに。
銃は下手だと言いつつも、
- 逃げ隠れするだけではなく、銃撃戦にも参加する
- 撃たれたことを倒れる直前まで隠し通す
Mの姿には、死線から離れたデスクでぬるま湯に使っているだけではない彼女の強さを感じることができます。
そんな強いMだからこそ、教会でシルヴァに追い詰められ怯える姿は

俺が守らなきゃ!
と思わされてしまいます。
そして、Mは「私は1つ正しい選択をした」とボンドを伝え、珍しく涙を流す彼の腕の中で息を引き取ります。
情報を聞き出した翌日には殺されてしまったりと、不幸な目に遭うことも少なくないボンドガールですが、
間違いなくMはボンドの涙という“史上最高”の見送られ方をした、史上最高齢のボンドガールです。
もう「Yes,Mom」が聞けなくなると思うと、とてつもない喪失感があります。
シルヴァはもう1人のボンド

『スカイフォール』が語られるとき、本作の敵であるシルヴァが名悪役であることも一緒に語られることが多いです。
『ダークナイト』のジョーカーを参考にしたキャラクターであるということは有名な話。
そんなシルヴァは“金”が目的の『カジノロワイヤル』のル・シッフルや『慰めの報酬』のドミニクと違い
Mへの復讐が目的
彼はかつて、ボンドと同じくMの元で働くMI6の諜報員でした。
あのMをして「優秀だった」と言わせるほどのエージェント。
しかし、独断で中国に対して行ったハッキング行為がばれてしまい、5ヶ月にも及ぶ拷問を受けます。
それに対し、Mは逮捕されていた6人の部下を助け出すため、シルヴァを見捨てるという決断を下します。
優秀だけれども、独断的な姿は、まさしくジェームズ・ボンドと重なります。
またMの理性的な判断により見捨てられた点においても、Mの命令で味方の銃弾を受けてしまったボンドと重なり、シルヴァは
もう1人のボンド
として作中では描かれています。
しかし、ボンドとシルヴァが同じかというとそうは見えません。
善か悪かという違いを別にしても、2人には根本的な違いがあるように見えます。
では、ボンドとシルヴァの違いは何なのでしょうか。
そこでポイントになるのは
- Mの自宅に現れたボンドとMの会話
- 教会でMと心中しようとしたシルヴァ
ボンドとMは彼女の自宅で“序盤の射撃命令”について話します。
初めは「僕に任せてくれたらうまくいっていた」とMの判断に対しボンドは否定的に話しますが、Mの
この世界のルールは分かっているはず
という意見には反論しません。
つまり、ボンドは
諜報員の世界では見捨てられることもある
ことを理解し、受け止めています。
そして、2つ目のポイントが、教会のシルヴァとMのシーン。
Mに対して復讐心を燃やしているのであれば、Mを射殺すれば良いだけなのですが、シルヴァはMと共に自らも死のうとしています。
まるで、心中。
この流れからシルヴァが
Mに対して仕事の関係以上の感情を抱いている
ことは察するにたやすいです。
捕らえられたシルヴァとMが会話するシーンで、シルヴァが「5ヶ月間拷問を受け続けても“あんた(M)”を守った」という言葉にも、任務<Mという印象を受けます。
日頃から部下に“Mom(お母さん)”と呼ばれるMですが、ことさら『スカイフォール』では
- スカイフォールの銃撃戦でも見られる強さ
- どんな状況でも子(ボンド)を信じ続ける姿
が描かれ、“母親”らしさが強調されています。
つまり、シルヴァという人物は、優秀なお気に入りであり、子でもある自分が、母親“M”には絶対見捨てられないという期待が強すぎたのでしょう。
言い換えれば、非常に利己的で、自分中心な人物。
それに対し、ボンドは“ボンドガールと小休止”をはさみながらも、行動理由はあくまで諜報員として、イギリスそして世界を守ることにあり、そこが2人の大きな違いなのでは、とミヤヒロは考えています。
英国らしさ、古き良きものを描く50周年作品!

『007』シリーズ生誕50周年作品でもある本作では
時代に置いていかれる古いもの
が多く描かれています。
- M:マロリーから引退を勧められる
- ボンド:かつては素晴らしかったであろう船が、錆びて古くなった絵画を見つめながら、若いQにおじさん扱いされる
- MI6:諜報活動そのものが今の時代にそぐわない古い組織であると大臣から指摘される
しかし、Mやボンドは老いを跳ねのけるかのように活躍。
MI6もシルヴァのように世界の影で暗躍する見えない敵に対して必要な組織であることを見せつけます。
『007』の舞台である英国は家や家具に車やスーツと、古いデザイン・文化を重んじ、物を長く使うために修理文化も盛んな国。
そんな英国で老いて古くなっていくボンドやM、MI6がその価値や必要性をマロリーやQ、政府に知らしめる物語を描くことに、
“英国”のスパイアクション
というプライドを感じます。
また、『カジノロワイヤル』『慰めの報酬』と違い、ロンドンでの場面が多いことやイギリス生まれの監督サム・メンデスの起用にもそんな“英国フィーチャー”を感じられます。
いってしまえば1962年の『ドクター・ノオ』から続く長い歴史のある『007』シリーズそのものも“古い”シリーズ。
そんな『007』が50周年の作品で、古き良きにフォーカスしていることそれ自体が本作を『ボンド史』にとどまらず『映画史』においても強い価値を与えています。
物語中盤には「“ペン型爆弾”なんて古い」と旧作いじりもありますが、それに負けじとマシンガン装備のアストンマーティンまで登場させたりと、多方面から古き良きを感じさせてくれる1作に仕上がっています。
“チーム・ボンド”結成!新M・マニーペニー・Q参戦!

Mに引退をすすめたり、MI6の必要性に疑問を持っていたマロリーが、ラストで
5代目Mに就任する
のは嬉しいサプライズ。
また、物語序盤からボンドと行動していたイブが、あの『007』の主要キャラクター“ミス・マニーペニー”であることも同じく。
それに加え、『007』には欠かせない開発部の“Q”まで登場し、一気に『007』ぽくなった本作。
前2作はそのシリアスさやリアル路線など
『007』らしくないこと
が魅力的でしたが、ここにきて逆にガラッと『007』ぽくなると、それはそれで

待ってました!
となってしまうミヤヒロの流されやすさ。
前2作では一匹狼として孤独な戦いに身を投じてきたボンドですが、本作では
- マニーペニーと共にトルコ・マカオで任務
- Qのサポートを得ながら、脱走したシルヴァを追跡
などチームとして、活動する場面がいくつかあります。
本作では、前2作に比べてボンドが会話にジョークを織り交ぜるシーンも増え、その多くが割とマニーペニーやQとの会話シーンであることから

ボンド、楽しそうだな!
と強く感じます。
ダニエル・クレイグだけでなく、Mを演じたジュディ・デンチでさえ歴代ボンドと比べると「脚本があまりファニーではない」とクレイグ版『007』の暗さについて話すことがあります。
しかし、5代目Mに、マニーペニーにQと“チーム・ボンド”が発足したおかげで、クレイグ版ボンドも少しは明るくなった印象。
クレイグ版4作目『スペクター』も前2作に比べるとややコミカルさが増しますが、最終作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』がこれまた暗そうな予告編なので、ぜひ“チーム・ボンド”には期待したいですね。
もちろん、暗いボンドも好きですよ!
『007/スカイフォール』まとめ!

今回は2012年公開のスパイアクション映画『007/スカイフォール』のネタバレ感想でした!
前2作の“若きボンド”編から一転し、“老いたボンド”の物語が描かれた本作。
そして、ボンドだけではなく、1995年『ゴールデン・アイ』から13年にも渡り、4代目Mをつとめたジュディ・デンチにも焦点があたり、卒業作品として見事な出来です。
本作の敵“シルヴァ”もその“狂人”な部分に注目が集まりがちですが、Mに大きく関わりがある人物として、Mの人格を再認識するに良い働きをしていました。
また『007』50周年作品ということで節目となる本作で、ボンド、M、MI6、そして『007』そのものの“古さ”に焦点を当て、見事に新時代向けにバージョンアップした『007』が描かれていたと思います。
ジュディ・デンチ卒業という大きな喪失感はありますが、それを補ってあまりある5代目M、マニーペニー、Qによる“チーム・ボンド”には『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも期待です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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では、また!
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