
みなさん、こんにちは!
カルブロ!へようこそ!
管理人のミヤヒロです!
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ・ネタバレ感想が知りたい
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の考察が気になる!
今回は2021年9月3日公開の
『シャン・チー/
テン・リングスの伝説』のご紹介です!
MCU映画作品通算25作目(フェーズ4では5作目)の本作は、MCU初のアジア系主人公であり、フェーズ4初の新ヒーローの物語。
物語にはフェーズ1の『アイアンマン』から名前が登場する犯罪組織〈テン・リングス〉が関わってくるということで、新ヒーローとこれまでのMCUがどう絡んでいくのでしょうか。
前半ではあらすじ・ネタバレ感想、後半ではネタバレ考察を書いています。
ぜひ最後まで読んでいってください!
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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』あらすじ!
何世紀も前から存在し、現在でも各地で暗躍を続ける犯罪組織“テン・リングス”。
いつの時代もその中心にいたのは、力と永遠の命を与える10個の腕輪を持つ男ウェンウー。
ウェンウーは伝説の生き物と古代武術が存在する村“ター・ロー”でイン・リーと出会い、恋に落ち、2人の間にシャン・チーが生まれる。
そして、現在。
シャンチーは10年来の友人ケイティとホテルの駐車係として、平凡な日々を過ごしていた。
しかし、ある日、シャン・チーが母から譲り受けたペンダントを狙って、テン・リングスの男たちから襲撃を受ける。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ネタバレ感想!
カルブロ!的オススメ度 87点
- フェーズ4本格始動!謎・伏線がとにかく多い!
- MCU第3の戦闘スタイル!立体的なカンフーアクション!
- 父親越えのヒーローオリジン!
- シャン・チーは悪人?フェーズ4では100%善人ではないヒーローが描かれていく!
- 広がる世界観!魔物・魔界の導入?
原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
公開日:2021年9月3日
上映時間:132分
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
キャスト:シム・リウ/トニー・レオン/オークワフィナ/メンガー・チャン/ファラ・チャン/ミシェル・ヨー/フロリアン・ムンテヌア
本格的にフェーズ4への伏線がまかれ始める!

フェーズ4に入って5作目にして、やっと新ヒーロー登場です。
これまでのフェーズ4は『ワンダヴィジョン』から始まり『ファルコン&WS』『ロキ』『ブラックウィドウ』と旧キャラの深掘りが続きました。
そして、多くのヒーローがこれからのMCUを引っ張っていくにふさわしい魅力的なキャラクーに成長。
ですが、やっぱり新キャラが育ってこその旧キャラ。
ということで、たくさんのファンの注目が集まるなか登場した新ヒーローの特技は
カンフーだけ!
特殊能力もなく、超人血清も打っていない生身の人間が主人公です。
鑑賞前は

新ヒーローにしてはインパクト弱いなぁ
と思っていました。
しかし、逆にその生身感がシム・リウの塩顔やカラオケ好きも相まって、いかにも一・般・人!な感じの身近さと、ちゃんと強いというギャップが刺さる良キャラ。
友達になりたいMCUヒーロー堂々の第1位です、おめでとう。
そして、新ヒーロー登場に加え、旧キャラとのクロスオーバーは出し惜しみせず、ポストクレジットではさっそくバナーやキャロルが登場。
今後の展開をほのめかす伏線や謎もたくさん描かれ、フェーズ3のエピローグ的だった『ブラック・ウィドウ』を見た時よりも
本格的にフェーズ4始動したな!
と感じる作品でした。
特に
- 10個のリングの正体
- シャーリン率いる新生テン・リングス
については今後の展開で重要になってくるな、と感じたので後半で詳しく考察していきますね。
早く次を見せて!と叫びたくなる、このモヤモヤ感こそMCUの醍醐味。
アクションを通じて描かれる人間性

1番の見どころは、何と言ってもカンフーアクション!
本作のアクションはMCU作品の中でもかなり立体感を感じるアクションとなっています。
シム・リウらキャストのキレのある動きや太極拳のような見惚れる動きはもちろんですが、撮り方においても攻撃や人物が観客側の迫ってくるカメラワークが多く、
- アイススケートのように舞うイン・リー
- バス後方から手すりつたって運転席に飛び込むシャン・チー
- 画面側に飛んでくるウェンウーのリングやデス・ディーラーのナイフさばき
- ビルの下の階の足場に落下するシャン・チー
など奥行きを感させる場面が多くあります。
また今までのMCUのアクションは、キャプテン・アメリカやハルクのように平地で戦うか、アイアンマンやソーのように完全に空中に浮いてしまうかの2択でした。
しかし、本作で登場したリングを足場にしたアクションは高低差を生かしつつも、重力感や力強さを残した今までにない第3の戦闘スタイル。
もちろんリングは足場としてだけではなく
- ムチのように使って攻撃
- 地面に向かってリングを打ち、大ジャンプ
- 足にまとわせて蹴りを強化
- カメハメ波
とかなり汎用性が高く、カンフーと組み合わせることで今までのMCUにはなかった動きに仕上がっています。
そして、本作のアクションは、ただただカッコいいだけで終わらせず、その中で人物の変化や人間性も上手に描かれています。
たとえば、シャン・チーとウェンウーがダークゲートの前で戦うシーン。
竹林でウェンウーと戦うイン・リーと全く同じで動きで、ウェンウーを制するシャン・チーを全く同じカメラアングルを使って写すことで、シャン・チーが母の型を習得したことを印象的に描いています。
他にもシャン・チーがバスで戦うシーンは、友人のケイティに手を挙げられたことをきっかけに戦いを拒んでいた彼がパンチを繰り出す流れを作り、ヒーローとしての素質を感じさせ、
闘技場でシャン・チーとシャーリンが戦うシーンでは、2人の回想とともに1度は勝負をつけずにリングから去ろうとしたシャーリンにとどめを刺させることで、約束を破られた彼女のたまった怒りをうまく表現しています。
シャン・チーのオリジンは父親越えの物語

本作の物語には
父親を越える
というテーマがあります。
まず、本作のメインヴィラン・ウェンウーですが、悪事の描写が少ないです。
もちろん、犯罪組織のボスなので本作で描かれていない悪事というのは多くあるはずですが、作中ではあまり描かれていません。
むしろ闇の魔物に殺されてしまう直前には、今までのシャン・チーの姿を思い返したり、行動理由が“もう1度家族と幸せに過ごす”ことだったりと、かなり人間的に描かれています。
それは、シャン・チーがウェンウーと戦う理由が
悪人だからではない
ことを強調するためではないでしょうか。
作中でシャン・チーは
テン・リングスのボスという絶対的な存在である父から逃げ出した人物
として描かれます。
しかも、彼の動向はウェンウーに筒抜けで、あえて野放しにされており、あくまでも父親の管理下にいる状態でした。
そんなシャン・チーが本作で真のヒーローになるには、犯罪組織のボスであり父でもあるウェンウーを克服しなければなりません。
1番それが分かりやすく描かれるのは戦いの描写です。
はじめシャン・チーは父に戦いを挑みますが、もちろん敗北します。
なぜなら、彼の武術は父親から教わったものだったからです。
何世紀とその武術を使ってテン・リングスを率いてきたウェンウーは、父であるとともにその武術の師匠でもあります。
しかし、2回目の戦いでは、伯母のイン・ナンから教わった
母親譲りの太極拳のような動き
を用いることで、母イン・リーがそうしたように、ウェンウーからリングを奪い、戦いに勝利します。
また、戦いにおいてだけではなく
復讐をしないという選択
をすることで、精神的にも父親を越えていきます。
イン・リーを殺されたウェンウーは、シャン・チーに「血は血で報いなければならない」と教えます。
シャン・チーもそれに従い、復讐を成し遂げ、現在においてもウェンウーを殺すと話す場面があります。
しかし、最後にはリングを投げ捨て、ウェンウーには出来なかった選択で母の死と向き合うことで、精神的にも父を越えていきます。
このリングを捨てる場面も印象的で、スーツがあるからトニーがアイアンマンであるわけではないのと同じように
リングがあるからシャンチーがヒーローであるわけではない
ことを表しているのではないでしょうか。
そして、リングを奪うのではなく「強さを示せば渡す」といっていたウェンウーから受け継いだことからシャン・チーが、自他共に認める父親越えをしたことが描かれています。
陰と陽!清濁織り交ぜた二面性のあるキャラ!

『シャン・チー』は“父親越え”物語であると同時に
自分の陰の部分もありのまま受け入れる物語
でもあると思います。
フェーズ4からのMCUは完全なる善人ではなく、後ろめたい経歴のあるヒーローの物語が多く描かれています。
たとえば、『アベンジャーズ』のヴィランであるロキや盾で人を殺めたU.S.エージェントは分かりやすいですよね。
他にも、洗脳され仲間を殺したエレーナや人々を洗脳し自分の望む街を作り上げたワンダもそう。
100%善人であったキャプテン・アメリカが“真のヒーロー”として描かれたインフィニティ・サーガから大きな転換です。
『インクレディブル・ハルク』のヴィラン、アボミネーションがウォンとともに再登場したことにも、そういった意味合いが込められているのでしょう。
そんな中、本作でもシャン・チーが
人を殺したことのある人物
であることが明かされ、かなり衝撃的でした。
他にも
- ビルの足場から敵を次々と突き落とす
- デス・ディーラーを殺そうとする
- 「父を殺す」と話す
など今までのMCUヒーローに比べて、意外にも冷酷な印象があります。
このシャン・チーの冷酷さというのは、悪の組織〈テン・リングス〉のボスの息子として育った彼にとっては避けようのない価値観。
そして、その価値観と彼が悪の組織のボスの息子であり、人を殺したことがあるという暗い事実は、ケイティにも「復讐を成し遂げていない」と1度は嘘をついたように、シャン・チーにとっては後ろめたいことなのでしょう。
しかし、一方ケイティを守るために反射的に反撃したり、ター・ロー村を救うために戦ったりとヒーローとしての素質もしっかりと感じます。
このシャン・チーの善悪の二面性はイン・リーの「光と影、どちらも受け入れなければならない」というセリフがあることから、意図的にシャン・チーに与えられた個性だと思っています。
彼の冷酷な価値観も含めてシャン・チーという人間であり、そんな枷(かせ)をウェンウーがそうしたように、過去に置きざりにするのではなく、
自分の中の母の要素を受け入れたように、冷酷な要素も受け入れることで、父をも越える強さに繋がったのでしょう。
そして、シャン・チーが光の部分(母)だけではなく、影の部分(父)を受け入れたことは、闇の魔物にとどめを刺すときにとったポーズが、ウェンウーと同じだったことからも分かります。
『アイアンマン3』との繋がり

『シャン・チー』で敵として登場する組織テン・リングスは、『アイアンマン』『アイアンマン3』でもその名前が登場しています。
本作でテン・リングスのボス・ウェンウーの口から、それらはテン・リングスの名前を使っただけの関わりのない偽組織であることが明かされ
本当のテン・リングスは何世紀も前から存在していた犯罪組織
だと判明。
ヒドラと同等、もしくはそれ以上の脅威になりそうです。
そして、本作ではそんな偽テン・リングスでマンダリンを演じたトレヴァー・スラッタリーが再登場!
『猿の惑星』を見て「猿が演技できるなら、自分にも凄い演技が出来ると思って役者を目指した!」らしく、今回も絶妙にとらえ所のないキャラ。
そんなトレヴァーですが、羽の生えた頭のないもふもふキモカワ生物・モーリスの言葉を完全理解してます。
地味にスゴい。

純粋なんだろうなぁ
と思いつつも、トレヴァーがいなかったら、そこで
『シャン・チー』完!
だったわけなので、シャン・チーは足向けて寝られないですよ。
他にも、闘技場で人間爆弾“エクストリミス・ソルジャー”が戦っていたりと、MCUを通して見ている人には嬉しい『アイアンマン3』要素が結構ありました。
今後のMCUは魔物(魔界)が重要?

『シャン・チー』によってMCUにファンタジーという新しい世界観が加わりました。
物語後半、まるで秘境のようなター・ローに辿り着いたかと思えば、〈龍〉や〈九尾〉〈麒麟〉と架空の動物オンパレード。
『エンドゲーム』のような集大成作品で、〈グレート・プロテクター〉や〈獅子〉がアベンジャーズと一緒に大暴れする日が楽しみすぎる!
ちなみにモーリスも他の龍や九尾のように実在する(?)生き物のようで『渾沌(こんとん)』という生き物だそうです。
調べてみたら完全に顔の代わりにお尻がついていて、より不憫。
気になる人はWikipediaのリンク貼っておくので、見てみてください→『渾沌』
そして『シャン・チー』のラスボスも
ダークゲートに封印されている闇の魔物
です。
かつての大都市ター・ロー王国を滅ぼし、龍〈グレート・プロテクター〉の力でなんとか封印できたほどの魔物ですが、最後にシャン・チーが倒します。
思い返すと、今までのMCUで“魔物”という存在が登場したことってなかった気がします。
強いていうなら『GOG2』の異次元の怪獣くらい?
そして、つい先日配信された『ホワット・イフ』第4話にも“魔物”がたくさん登場するんですよね。
インフィニティ・サーガが割と現実寄りだった作風なのに対して、フェーズ4からは“魔物”といったフィクションな存在もたくさん絡んでくるのでしょうか。
そうなると、魔界の王“メフィスト”や悪魔“ナイトメア”のように、今までMCUの世界観にそぐわなかったヴィランも登場させやすくなり、ますますMCUの物語が多方面に広がりそう。
公開が決まっている『ブレイド』も吸血鬼と戦う物語ですしね。
またター・ロー村もかつて栄えていた王国であることや、ダークゲート(“魔界”との繋がり)関連で今後物語に絡んできそう。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ネタバレ考察!
ポストクレジット①ブルース・バナーとキャロル・ダンバースが登場!

『シャン・チー』のポストクレジット(エンドロール後)の映像は2つあります。
まずミドルクレジット(1つ目の映像)で描かれたのは、
ウォンにカマー・タージへ誘われた後のシャンチーとケイティ
でした。
そこにはなんと、ホログラムで映し出される
- ブルース・バナー:ハルク
- キャロル・ダンバース:キャプテン・マーベル
の姿があり、5人はリングの分析をします。
まず驚きなのは、
ブルース・バナーが人の姿に戻っている!
ということ。
今後はずっとスマート・ハルクの姿で過ごすものだとばかり。

まあ、確かにスマートハルクの姿は色々と不便そう
とは思っていましたが、戻ろうと思えば戻れるんですね。
それかハルク自体が消えてしまったのか・・・MCUドラマ『シーハルク』で、バナーについても色々描かれていきそうです。
そして、キャロルも『キャプテン・マーベル』の頃のように長髪で登場。ちなみにミヤヒロは短髪派。
そして、一通りリングについて調べた後、シャン・チーに対してバナーは
“サーカス”へようこそ
と伝えます。
そのままの意味で受け取ればサーカスは“アベンジャーズ”のことでしょう。
いろんな能力を持った、まさに“珍獣”のようなヒーローが集まった組織、ということなのでしょうが

それを1番の珍獣が言うか・・・
ただわずかな可能性ですが、もしかすると
アベンジャーズとは別にサーカスという組織が存在
しているのかも知れません。
そう思って、サッと調べてみましたが原作で登場する組織ではなさそう。
もしMCUオリジナルの組織だとすると、バナーの話ぶりからは、現在バナーたちが加入している、もしくは作り上げた組織ではないかな?とも思えます。
そう考えると
現在、アベンジャーズが機能していない可能性が高い
です。
アベンジャーズが機能していないことは作中で明言されてはいませんが
- アベンジャーズを管理していた“シールド”が解体
- 資金面で援助していたトニー・スタークが死亡
- リーダー的存在スティーブ・ロジャーズが死亡
- 『ファルコン&WS』でサム・ウィルソンが軍の傭兵として活動
していることから、なんとなくそうだとは思っていました。
ですが、もしアベンジャーズの中核メンバーであるバナーとキャロルが“アベンジャーズ”としてではなく“サーカス”として活動しているのであれば、アベンジャーズが機能していないことが決定的に。
MCUの公開スケジュールの中で、フェーズ4には『アベンジャーズ』の公開予定がないことが話題になっていました。
それはおそらく、アベンジャーズ自体が現在、機能していない状態にあるからで、今後アベンジャーズを復活させるための物語が今後展開していきそう。
では、アベンジャーズ復活に必要なものは何かというと、資金よりも何より
正義の組織としての精神的支柱・リーダー
ではないでしょうか。
だとすると、2代目キャップのサムが主役の『キャプテン・アメリカ4』で、サムが中心となりアベンジャーズ再建が描かれるかも知れません。
ポストクレジット②アボミネーションは訓練をしていた?

では、もし“サーカス”がアベンジャーズの代わりに活動しているとすると、サーカスは一体どんな組織なのでしょうか。
まず、サーカスという名前を聞くと“ヒーローの組織”というより珍獣だらけの“色々とごちゃ混ぜな組織”を連想します。
飛躍して考えると、
ヒーローだけではなく、かつてのヴィランも加入している
のかもしれません。
そうだとすると
ウォンとアボミネーションの関係
が気になってきます。
今回『インクレディブル・ハルク』ぶりに登場したアボミネーション。
姿が当時と少し変わっていましたが、ウォンからエミールと呼ばれていたので、アボミネーションことエミール・ブロンスキーであることは、ほぼ間違いないでしょう。
そして、ウォンとアボミネーションは闘技場で戦いますが、控え室のシーンで2人が敵対していないことが分かります。
その後アボミネーションはウォンが出したポータルで大人しくどこかへ向かいますが、わずかに映る部屋はその無機質さガラス張りの部屋(牢屋?)があることから
アボミネーションが収監されているラフト刑務所
ではないかと考えました。
ウォンの監視付きで限定的な外出が認められているのかも知れません。
もしくはウォンが勝手に連れ出しているか。
そして、ウォンはアボミネーションに対して「パンチを制御しろ」と伝えていることから、闘技場を利用して訓練をしていたのではないでしょうか。
ただの小遣い稼ぎの可能性もありますが。
では何のためにアボミネーションが訓練しているのか。
ウォンがバナーやキャロルと連絡を取り合っている間柄であることを考えると、
サーカス(もしくはアベンジャーズ)のメンバーとしてアボミネーションを訓練している
とは考えられないでしょうか。
もしくは、サーカス(もしくはアベンジャーズ)を活動させる見返りとして、ロス長官からアボミネーションの訓練を任されている?
そう考えると、サンダーボルツ結成・アボミネーションのサンダーボルツ加入の可能性がより高まってきます。
ポストクレジット③テン・リングスは帰ってくる

2つ目のポストクレジットでは、犯罪組織“テン・リングス”を解体しているはずの
シャン・チーの妹シャーリンをボスとして、テン・リングスが活動を続けている
場面が描かれます。
壁にスプレーアートなんか書いちゃって、ずいぶんと威厳がなくなりましたが、なんと最後には
シャン・チーは帰ってくる、ではなくテン・リングスは帰ってくる
ということで、まさかのシャン・チーを差し置いてまで、テン・リングスの存在が強調されています。
では、今後テン・リングスはどうなっていくのでしょうか。
ミヤヒロは2つの可能性を考えてみました。
1つは
レッドルーム残党の受け皿になっている
最後にテン・リングス本部で訓練にいそしむメンバーが映し出されますが、やけにウェンウーの時代よりも女性が多いです。
闘技場で戦っているウィドウズらしき女性もその中にいて、他の戦闘訓練をする女性たちもウィドウズに見えます。
なので、今後テン・リングスは、路頭に迷っているウィドウズを集め、活動していく組織となるのではないでしょうか。
そう考えると、なぜ『ブラック・ウィドウ』をわざわざフェーズ4の中で描いたのかという理由も見えてきます。
そして、2つ目は
パワーブローカーことシャロンカーターとの協力(もしくは敵対)
『ファルコン&WS』のなかで裏社会のボス“パワーブローカー”が、かつてシールドやCIAとして活動していたシャロンであったことが描かれ、その衝撃たるや。
そんな彼女はフラッグ・スマッシャーズ撃退の功績を認められ、表舞台に返り咲いたかと思われました。
しかし、ラストでは「これで内部の情報も知れる」と携帯で誰かと話しており、
これからも裏社会の重要人物として暗躍する
であろうことがほのめかされます。
もしこのままテン・リングスが裏社会で名を上げていけば、同じく裏社会で力をつけているシャロンとぶつかるはず。
協力関係となるのか、敵対関係となるのかはまだわかりませんが、どちらも“女性のボス”であるところにも因縁を感じます。
テン・リングスに雇われていたレーザー・フィストも意外と生還しており、割と話が通じるところもあって面白いキャラだったので、今後も新生テン・リングスの一員として活躍してほしいですね。
腕輪〈テン・リングス〉とは何なのか!?

ただのパワーアップアイテムかと思いきや、今後の重要アイテムになりそうな“リング”
そんなリングですがウォンやバナー、キャロルによって
- 未知の物質・技術でできている
- 何千年も前から存在する
- どこかへ信号を送っている
ことが分かります。
映画冒頭でも「火口で拾った、墓から盗んできた」とウェンウーがリングを手に入れた経緯は諸説あることが語られ、その出自は謎に包まれています。
ミヤヒロ的にはリングの出どころは3つの可能性を考えています。それは
- エターナルズが作った
- 宇宙から来た説
- 未来から来た説
メタ的な考察になるのですが、MCUの公開スケジュールでは『シャン・チー』の次に公開されるMCU映画作品は『エターナルズ』。
予告編を見る限り、エターナルズは人類が誕生した時から地球を見守り、必要な技術や知識を人類に与えている様子。
そうだとすると、このリングもエターナルズが何世紀も前に人類に与えたのではないか、と考えられます。
そして、2つ目の可能性が、宇宙からきた説。
原作でリングがどのようなアイテムなのかというと
何千年も前に地球を訪れ、地球侵略を狙っていたマクル人が宇宙船の動力源
としていた指輪で、それを拾ったマンダリンによって武器として使われます。
この原作設定は今回明かされたリングの情報と矛盾しません。
そう考えると、このリングの信号の送り先は
マクル人(もしくは他の異星人)
なのでしょうか。
カーンやらレッドルームやらテン・リングスやらシャロンやらスクラル人やら、すでに大忙しのフェーズ4ですが、さらにそこにマクル人による侵略まで関わってくるとなると
1つのヒーロー組織で全て解決は難しい
でしょう。
なんとなく、ヤングアベンジャーズやサンダーボルツがMCUに加入する下準備が整ってきているように感じます。
そして、最後の可能性が未来のアイテム説です。
リングを調べているときにキャロルも知らない技術であると話しています。
しかし、地球にはないけど宇宙には存在するものであれば、キャロルは知っているはずではないでしょうか。
だとすると、このリングは
未来のハイテクアイテムで、何かしらの理由により数千年前の地球の送られた
とも考えられます。
たとえば、ドラマ『ロキ』第1話で1858年に3000年代のアイテムがあったように。
そうなると、ウェンウーの呼び名の1つ“マスター・カーン”も気になります。
初めはカンフーのKungのことかと思っていました。

征服者カーン(Kang)と1文字違いだ
面白いなぁ
くらいに思っていたのですが、もしリングが未来の世界のものだとすると“マスター・カーン”という呼び名もカーン関連の伏線に見えてきます。
もしかして、ウェンウーってカーンの変異体!?笑
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』まとめ!

今回は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のネタバレ感想・考察でした!
カンフーアクションの見ごたえはもちろんですが、魔物の登場によりMCUの世界がかなり大きく広がりましたね。
またさっそくバナーやキャロルとも関わり、ウォンとはカラオケまで楽しんでいました。
『ドクター・ストレンジ』の頃はマドンナさえ知らなかったウォンが、イーグルスを歌っていて

ウォン、勉強熱心なんだなぁ
と感じる1シーンでした。
あの3人とカラオケ行ったら絶対楽しいだろうなぁ笑
また、テン・リングス、アボミネーションと今後につながる要素も予想以上にまかれていたので、新ヒーロー登場ということもありフェーズ4始まったな、と強く感じる1作品に仕上がっていました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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